弘法さん

 

少し前から京都に滞在しています。きょうは世界遺産の一つ東寺(新幹線で新大阪から東京に向かって京都駅手前の右手に見える五重塔がある所)で毎月21日(弘法大師の命日)に行われる弘法市に初めて行ってみました。滞在している所から梅小路公園を抜けて行きますが、この公園の催しでおしゃれな飲み物や食べ物を提供するお店がたくさん軒をならべました。

  

そんな中に混じり体験型のブースが出店されています。陶芸や、子供さんのぬり絵体験。塗り絵体験で声を掛けてくれたので説明を受けると、絵具は廃棄される野菜をパウダ-状にしたものだそう。SDGsの取り組みにもなりますね。立命館高校、同大学の学生さん達で活動されているそうです。因みに右下の絵具は紫芋から作ったそう。どれも自然で落ち着いた良い色合いです。

『おやさい絵の具のぬりえワ-クショップ』にさっそく可愛いお客様(笑)

帰ってからサイトを見てみると「へんてこりんでもええやん!」の文字が目に飛び込みます。中々多方面に向けて問題提起している面白い活動のようです。

 

そんな公園を抜け、新幹線の高架をくぐり東寺に着くとすごい賑わい。

 

特別公開中の木造で日本一高い国宝五重塔

お寺の建物は見学したことがあったので、きょうは「弘法さん」の雰囲気を味わいます。

 

大師堂(御影堂)でお参りを済ませ、

 

市を見てまわると、この辺りの屋台、たこ焼きやさんやら七味屋さんなどが並び、私が子供のころから縁日で慣れしんだ光景。あとは山野草や古着、骨とう品などのお店も沢山並びます。大阪の四天王寺さんとよく似た雰囲気ですね。

京都三大祭りの一つ、葵祭のシンボル双葉アオイも売られています。なんと葵祭には

1万6000本のフタバアオイが必要なのだとか。

 

しかし、先のイベント会場とこちらでは、縁日の姿の今昔を感じます。訪れている人の平均年齢も一世代から二世代違うのかな?

そのような中でも、木製カバンを売るお店や、

 

すごくモダンな木製の一輪挿し、

 

再利用でしょうか、おしゃれにリメイクされた帯から作ったカバン。

 

作家さんの器など、

少しずつ新しい風が入ってきているようです。

 

帰りに見かけたSLスチーム号、引かれる客車の向こうには最新型のN700S新幹線が走ります。どちらがどうと言うことではなく、懐かしいものと、目新しいものが入り混じる京都を感じた一日でした。

 

久しぶりに聞いたお腹に響く蒸気機関車の汽笛、いいですね(笑)