釉薬を掛けるのが億劫って・・・

 

「苦手」はあっても、「おっくう」な気持ちになるようなことが果たして趣味と呼べるのか?そんな自問自答を横において、さっさとため込んでしまった素焼きの器達に、少しずつでも仕上げ薬(釉薬)を掛けて行こうと決意。・・・決意?

 

最初にお茶碗から釉掛け。以前に作ったこの飯碗、白いご飯が映えるのでお気に入りです。そのお茶碗と同じ色合いのものを来客用に揃えてみようと、成形した素焼き状態のものです。揃えると行っても正確には同じものではなく、同じようなものです。

 

 

私には3人の子供がいて、皆それぞれ性格や容姿が違うように、この飯碗達も不揃い(笑)。同じものを目指しても出来ないのが今の腕前。

 

釉掛けがなんで楽しんでやれないの?

狭い場所、つどの片付け、汚す、釉薬の量が少なく掛け辛い、勉強不足で不安、本焼き結果が期待はずれ、数えれば沢山の要因。それを一つずつ工夫してクリアして行くしかないですね。

 

ユーチュ-ブの「陶磁器工房 器楽」さんなどの分かりやすい動画が今の私の先生。要するに無料の通信講座ですね。しっかり見てがんばろう!

 

 

器をろくろで成形するよりも、その後の工程が多くて煩雑だとは知りませんでした。なにせ観光地などの体験教室で形を作ったら、あとは出来上がったものを受け取るだけでしたから・・・。

 

 

色々な工程を経て器ができている事を知ってからは器を見る目も少し変わりました。失敗も、成功も全部ひっくるめて自分で行った結果だからやっぱり楽しいのでしょうかね。

スポンジで付着したホコリなどを拭き取り、内側に濃い茶色になる薬をかけます。こうして外側にはみ出した釉薬はきれいにふき取り、外側には艶のない黒で流れやすい薬を霧吹きを口で吹いて薄くかけます。

 

続けて吹き続けていると貧血でぶっ倒れそうになることも。あぶない危ない・・・

 

釉薬が飛び散らないように用意したダンボ-ルの釉掛けブース(?)、重宝してます(笑) 市販品を買えば10万以円上、「えっ?高い!」。

 

コンプレッサ-での釉掛けなんかも憧れますが、スペ-ス的にも、また、それに見合うレベルでもないので、口で吹く、私にはそれで十分なのです。

 

外側全体に釉薬をかけたら高台部分の釉薬を、焼いた時に棚板にくっつかないよう拭き取ります。

 

その他の素焼き数点をかけて、あとはまた明日。

こうして仕上げて行くものの中に一つでも満足できるものが焼きあがると嬉しいのです(笑)