目に青葉、山ほととぎす、初がつお
過ごしやすく良い季節です。
この時期になると作って食べたくなるのがカツオのたたき。秋の戻りガツオとは違い、脂の乗りは比較的あっさり。少し前、三重県産の立派な皮付きの鰹を魚屋さんで見かけたので迷わず背の部分をわけてもらいました。
たいていの魚は腹身の方が好きだけど、タタキにおいては背が好み。
持ちやすいように串を打ち、あとは炙るだけなので超簡単。庭に出て、知り合いにわけてもらった藁を一斗缶に入れて準備完了。
着火 まゆげを焦がさないように・・・
タタキは皮目の方をしっかり炙り、反対側はサッと色が変わる程度にします。
そういえば、関西でも鰹の藁焼きを出すお店が増えましたね。昔、法善寺横丁にあった土佐料理の「に志むら」さんでよく食べたものです。「そんなに好きなら」と、お店で使っていた萱(かや)を女将さんがくださり、通勤電車に乗ってさげて帰りました(笑)
萱は藁とは違って火力が凄い!火がつくとゴ-という迫力ある音♪が。
閉店することが惜しまれテレビの一般ニュースでも流れていました。そんな事を懐かしく思い出しながら炙っているとアッという間に出来上がりです。
大皿に鰹を切り分け、見栄えはそっちのけでタマネギ、ニンニク、ミョウガ、ネギで薬味まみれに。
(鰹は氷水でしめず、炙ったまんま)
夕方の涼しい風と鰹の香ばしさを感じながら・・・何かしあわせ。
ポンズは定番ですが、私は塩をほんの少しつけて食べるのが好みです。ワインのお供ならオリーブオイルと黒コショウなんてのもいいですね。
ごちそうさまでした。
料理とは呼べないほどすごく簡単。興味のある方はぜひお試し下さい(笑)