私の場合のライフスタイルとは | 不登校のお母さん 藤平紗榮

不登校のお母さん 藤平紗榮

不登校カウンセラー
不登校講座認定講師
親の会主催
お話会開催
子どもの本当の自立、心からの回復
不登校の子どもが私に教えてくれたこと

こんにちは。不登校のお母さん、たえぞうです。

 

前回に引き続き、人間のライフスタイルについてお話していきます。

 

私の5歳までの家族構成は、

祖父母、両親、年子の妹です。2歳くらいまでは曾祖父母も居ました。

 

祖父母が一緒に住んでいたとは言え、育児にはあまり関わっていなかったので

影響を与えていたのは、両親と妹になります。

 

父は、真面目で勤勉で、無駄遣いをしないで、黙々と家でも会社でも仕事をする

人でした。何でも知っているけど教えることが苦手で、聞いたら教えてくれました。

育児に関しては積極的ではなかったですが、一緒にお風呂に入る担当にはなってました(笑)

人と関わるのは苦手なので、子どもでさえ一緒に何かをすることを嫌がっていた印象です。

 

 

母は、明るく話し好きで、世話好き、社交的、専業主婦、世間体を気にする人です。

育児に関しては、あれもやりなさい、これもやりなさいと言うものの

『心配だからやめなさい』が口癖でした。女の子だから心配という面もあったとは

思いますが、こうなんじゃないか?と決めつけて押し付けてくる事が多かったです。

子どもに問題が起きたときに、解決策を考えるのではなく、我慢するやめる方を

選択していました。

 

 

私は、この両親に育てられて、母のライフスタイルを選んでいました。

明るく話し好き、世間体を気にする、心配と言われるとやめようとする、

『心配だからやめなさい』と言われ、守っているけれど、全部やめていたら

自分の好きなことを何もできないじゃないか!とも思って居ました。

ですが、自分の要求はものすごくアピールする子でした。

 

 

妹は私と逆で父のライフスタイルを選びました。

話すことが苦手で、大人しく、両親や私に何か言われると、黙って従うような

子でした。母はそんな意見の言えない妹に、先に選ばせたり、意見を聞いたり、

要求をすぐに叶えたりしていました。

なので妹は黙っていることで要求を叶えて貰えていたのです。

 

私はというと、要求のアピールがひどすぎて、妹の要求ばかり通るものだから

どんどんアピールは激しくなるし、親は妹の方ばかり聞くようになるし、

寂しい想いをしていました。

 

私の場合で気づいたこともあると思いますが、両親の性格を選んできている

こともありますが、親がどう関わったかということも影響されて

ライフスタイルが作られていきます。

 

そして、自分は嫌だったのに、自分の子どもに同じことをしてしまいます。

 

嫌だったのだからやめればいいのに、なぜやってしまうのかというと

小さいころに決めたライフスタイルで動いていまっているし、

それしか知らない、

例えば、両親に褒められたことがなかったら、褒められない

甘えたことがなかったら、甘えられない

怒られて育っていたら、怒って動かそうとする

気持ちを聞いてもらえてなかったから、聞けない

などもあるのです。

 

ここで私が言いたいのは、これまでの自分のライフスタイルというのは、

自分で選択を

していたということです。

 

なのでこれからの自分のライフスタイルも選択できるということです。

 

間違っていたと認識できたのなら、違う選択をすればいいと思うのです。

 

不登校のご家庭で多くの場合、今までのライフスタイルでは救い出せない

ということが起きてきます。

 

自分のライフスタイルを認識した上で、新しいライフスタイルを

選択していくということが大切になると思います。

 

次回は変えられるものと変えられないものについてです。