17年前の今頃は、真っ暗闇の中で家族と毛布にくるまっていたっけ…
朝から飲まず食わずだったな。
暗くて寒くて、不安で泣きたくても泣けない…
涙すらでないの。
不思議と空腹感もなかったな。
友達んちはぺちゃんこで、たまたま一階で寝ていてお父さんが亡くなった。
ちがう友達んちは燃えて家族全員亡くなった。
うちは運良く傾きながらも無事だった。
ケガはしたけど生きてた。
極限の状態で、人の温かさも冷たさも知った。
家族の大切さも改めて感じた。
家族に守られているということも実感した。
そんなことを刺す寒さの中で思い出し、西の空に黙祷した。