안녕(アンニョン)爆笑ルンルン


星D-430星

テテの除隊まであと430日虹



先日ドラマ化の話を書きましたが、

大好きな『花様年華』の世界乙女のトキメキ


元々は『花様年華』のストーリーについて書きたくて、このブログを始めました。
でも、内容が内容なだけに、好きではない方もいらっしゃるかも知れないので、いきなりでは引かれるかも…と思って、今まで自粛(笑)していましたにやり

『花様年華』の世界観が好きだし、何よりメンバーの演技が素晴らしいので、どうしても語りたい!!爆笑

『I NEED U』音符


アイドルグループのMVには、普通はパフォーマンスシーンが入るものですが、 

『I NEED YOU』のMVは、当時のアイドルコンテンツにおける常識・ルールを覆すものでしたびっくり 

ダンスを踊るシーンが全く登場せず、しかも、映像内の舞台はきらびやかなセットや海外でもなく、町外れをさまよい歩くもの。 

『I NEED YOU』のMVには、

テレビ局に渡された編集済みの一般ver.と、YouTubeだけで公開されたオリジナルver.の2つが存在します。 
(Japanese ver.もありますが、それはパフォーマンスMVなので)

オリジナルver.(5分33秒)音符
下矢印下矢印下矢印
下矢印下矢印下矢印

それまでのアイドルはファンタジーを届ける存在でしたが、 当時のBTSは、MVに登場するキャラクターと同じように、不安と成功に対する渇望が絡み合い、息の詰まるような状況でした。
そのようなBTSメンバーの思いがベースになっているMVです。
(※ベースになっているだけで、もちろんフィクションです。)

メンバーたちは演技経験がほとんどありませんでしたが、MVの役を実際の自分と重ね合わせながら、深く役に入り込んでいき、『花様年華』シリーズを制作する過程で、内面的な成長を遂げたことが、メンバーの話からもわかります。


ホビ。 
「何だか自分が芸能人ではなく、青春を楽しんでいるひとりの人間として生きていると感じた気がします。
撮影のためにメンバーといろいろなところに行ったし、不安感とか、さまよっていた時期のことを考えながら撮ったからか、これが芸能人としてアルバムを準備している過程だという感覚があまりなかった。」


ジミンちゃん
「花様年華というコンセプト自体に溶け込んだ気がします。このメンバーたちと一緒にいるのがとてもよかったんです。今が本当に僕の人生の中で最高だと言えるくらい美しい瞬間だと、すごくそう思いました。
そうやってMVの中の役に溶け込んでみると、キャラクターの感情にも合っているという話もよくしました。
撮影もほとんど全部チームで撮ったので、一緒にあちこち行くのがとても幸せでした。それも僕が唯一好きな仕事をしながら。
だからいつか人生を振り返ったら、この人たちと一緒に過ごしたこの部分を除いては何も語れないと感じました。 
その時メンバーたちと、さらに仲が良くなったんです。本当に自分の家族のような。
MVを映画のように撮ったじゃないですか。前は僕たちってアイドルだとだけ思っていたけれど、あの後からは、メンバーたちのことを考えると、なんだか映画の主人公のように感じられたんです。」


テテ。 
「花様年華シリーズで自分が演じた役を、今でも心の片隅に抱いています。
本当にしかたなく【悪】になった人だと思いました。【善】と【悪】があるとしたら、状況のせいで急に【善】から【悪】に変わった人。だからそのキャラクターを見ていると、ただ胸が痛みました。」 
 

『I NEED YOU』のMVの前に、

『花様年華 THE NOTES』を元に背景を整理しておかないと、わかりにくいと思います。

『花様年華 THE NOTES』で

year22.04.11のように日付が登場するのですが、これは2022年のことではなく、 year=ソクジンの年齢 です。
 
7人は中学1年生から高校3年生までが通う、ソンジュの学校で出会います。 
MVの中では、
ナムジュン & テヒョン 
ユンギ & ジョングク 
ホソク & ジミン 
の組み合わせで描かれることが多いです。
(※メンバーの実名が使われていますが、あくまでもフィクションです。)


【ソクジン】

幼少期から街の有力者である厳しい父親に逆らうことが出来ず、「いい子でいなければいけない」「いい人になりたい」という強迫観念を持っている。 
12歳の時に母親を亡くし、以降は祖母のいるアメリカで過ごす。 
転校してきて1つ下の学年に編入、ユンギと同学年。 
素行の悪い6人とつるんでいることを校長に知られ、6人の悪事を校長へ密告する役割を与えられていた。
父親に報告すると脅され、保護者参観日に誰もいないはずのアジトの存在を打ち明けてしまうが、アジトには保護者参観をサボって、ピアノを弾いて過ごすユンギとジョングクがいた。


『花様年華』ストーリーを見る上で忘れてはいけないのが、
皆さんご存じ、ソクジン

タイムリープ乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ


ソクジンが、百合の花に似た架空の花「スメラルドフラワー」の花びらを燃やして炎眠りにつくと、タイムリープが起こります。


MVでは、ソクジンは自分の意思でタイムリープをしているように描かれています。
(※のちのMVには、ガラスが割れるような描写とともに、意思に反してタイムリープが起こることもあるようです。)


ソクジン以外の6人の身に起きてしまう不幸。 6人を救うためにタイムリープをするのですが、自分のせいでユンギが退学になり、それがきっかけで7人の幸せな時間を壊してしまったことを後悔しているからだと思われます。





【ナムジュン】


貧しい家庭で育ち、父親が病気がちで働くことが出来ず、働きに出ていた母親も体調を崩してしまう。 
1つ年下の弟がいて、自分がお金を稼ぐしかないという環境。 
アルバイトの他に、父親の病院の送り迎えや弟の世話など、家族のために多くの犠牲を払っている。  
経済的な事情で退学し、ソンジュの街を離れて田舎の村で暮らすことになり、6人に別れを告げることなく引越す。


ガソリンスタンドでのアルバイトのシーンは、MVにも登場します。


【テヒョン】


姉と2人で、アルコール依存症の父親からのDVに耐える生活。 姉がテヒョンを庇って父親からの暴力を受けている。
人に助けを求めることはせず、友人や飼い犬に依存していて、裏切られることや突き放されることに過剰に反応する。


アジトを訪れたテヒョンは、ナムジュンを驚かそうと近付き、ソクジンが、ユンギとテヒョンの悪さを校長に密告する電話の声を聞く。 


仲間を売っていたソクジンに、裏切られたと怒りを覚えるが、自分よりも頭が良く、信頼しているナムジュンが何も言わないのならと、黙っていることに決める。





【ユンギ】


母親からピアノを習っていたが、厳しい指導や父親の音楽への理解のなさから、精神的に安定しない状態が続く。 

自己肯定感の低さがあり、「自分のせいだ」「自分さえいなければ」と考えてしまう。



中学生の時に母親を火事で亡くし、折り合いの悪い父親と2人で窮屈な暮らし。



暴力を振るわれたジョングクを庇って教師を殴り、退学処分を受け、以降荒れた生活を送るようになる。


【ジョングク】


7歳の時、父親が母親と自分を置いて家を出る。 
幼いながらに、自分は父の生きていく理由にはなれなかったのだと考える。 


その後、母親の再婚相手である義父とその連れ子である義兄と暮らすが、義父と義兄にのけ者にされ、家には居場所がない。 



退学以降荒れた生活を送っていたユンギは、精神的に不安定な状態で、度々ジョングクに辛く当たるが、ジョングクはその苦悩を受け止め、根気よくユンギを支える。





【ホソク】


7歳の時に母親と遊園地に行き、目をつぶって10を数える間にスニッカーズと共に置き去りにされ、養護施設で育つ。 
母親の面影を今でも覚えていて、いつかは母親と再会して幸せに暮らしたいと考えている。 


「ナルコレプシー」という突発的な睡魔に襲われる睡眠障害で、薬を服用するようになる。 
本当の病気は、周囲の関心や同情を引くために疾患を装う「ミュンヒハウゼン症候群」だった。



MVには薬を飲むシーンや、みんなといる時にも眠っているホソクが多く登場します。

【ジミン】


小学1年生の遠足で訪れたプルコッ樹木園で迷子になり、倉庫で子どもが関係するあることを目撃。
(児童暴行?誘拐?)
その記憶が原因で発作を起こすようになり、入退院を繰り返す。 


世間体を気にする両親はジミンと向き合おうとせず、入退院のたびに転校をさせられていたため、友人と言える存在はいない。




このまま『I NEED YOU』MVの内容まで語りたいところなのですが、背景を語るだけで長くなってしまい、画像も貼りきれないので、つづきはまた次回に音符




お読みいただき、ありがとうございました爆笑ルンルンルンルンルンルン


【参考文献】

『BEYOND THE STORY :10-YEAR RECORD OF BTS』

※画像はYouTubeよりお借りしました。