昨日行われた清麗戦の第2局は、中飛車対抗形の将棋となりましたが、先手挑戦者の加藤桃子女流四段が会心の指し回しで福間香奈清麗を下し、これで対戦成績は1勝1敗の五分となりました。
後手番の福間さんは中飛車を選択。通常は超速に銀対抗とすることが多いように思いますが、それだとプロレベルでやや先手良しのような展開が多いようでもあり、昨日は早くに△５六歩を突き角交換を挑むような積極的な戦法を選びました。先手陣に隙ありというより、行けるかどうか分からないくらいで考えながら手を作っていこうという感じでしたが、加藤さんが正確に対応され、結果的には自滅っぽいイメージですが、後手番として自分から流れを作りに行って持ち時間4時間をフルに使って完敗でした、と残念だけど次局に期待です。いい負け方と言ってよいかどうかは分かりませんが、ナイストライ！って感じでしょうか。たまには負けるでしょうし、応援しているこちらも、この前の白玲挑決プレイオフの一戦のように負けたらおしまいみたいな緊迫感が足りなかったかなと...応援に気合が足りませんでした（と言っても平日の日中なので基本は勤務中・・・）。
終局後のインタビューでは、もう少しゆっくり行った方が良かったと...。本人的にはやっぱり少し冴えてなかった様子が言葉の節々から感じられますね。そういう日もあるし。