ノブさんと私のALSの話
未だに直していないドアでした、、、。
コピーはJRのポスターのパクリです(^^;;
かけがえのない日々の日記
2016.2
前後してしまうが検査入院前。
ノブさんのお父さんの七回忌をして
その後
うちに親戚みんなで集まった。
長男にノブさんの事で後で話があるからと言っておいたが長男は久しぶりのいとこ達とお酒が進み酔ってしまった。
酔った長男に私は酔ってるから話は今度にするというと、私が少し腹を立てた言い方がいけなかったのか長男が怒り出した。
口論になってしまって、引き下がらない長男に仕方なく、MNDの疑いと話した。
なんでもっと早く自分に言ってくれないかと怒っていた。同居している長女、次男は知ってるのに
俺だけなんで知らせない？
俺だけのけ者か？
長男は結婚し家を出ている。
ノブさんと同じ、電気工事の危ない仕事だから
心配をかけなくなくて
話せなかった。
長男は暴れて怒り出しドアを蹴飛ばしガラスが割れた。壁を叩き穴が空いた。
怒って泣いている。28歳なのに幼児のようだ。
周りのみんなは唖然としていた。犬のメイが怯え震えて娘の膝に乗ってきた。
ノブさんが長男の胸ぐらをつかんだ。
俺は難病かもしれない。
そうだったら治らないんだぞ。
お前がそれでどうすんだ！怒って泣きたいのは俺の方だ
って大声を出して、長男の頬を殴った。
ノブさんは初めて子供に手をあげた。
ノブさんはお父さんに小学生の時殴られたのを今でも覚えているから、自分は絶対子供を叩かないと言っていたのだった。
だけど手の力がなくて殴っても痛くない。
それが余計悲しかった。
ノブさんも長男も泣いて抱きしめ合っていた。
その日から私は長男の涙を一度も見ていない。
つづく
未だに直していないドアでした、、、。
まふもふイラストコーナー
2、3年前に描いたイラストです。
