ノブさんの病気、ＡＬS
リハビリしてもあまり変わらない。
というか、ますます飲み込みが悪い。
もう一度違う脳神経外科で見てもらおうと、同じ市にある総合病院へ行く事になった。
担当は女性医師。
診察して次回予約をして検査をする。
2回目の診察。
一通り検査した。
担当医は次回代わると言われた。？何故か？
結果は後日。
3回の診察。
この間の女性医師は代わって
部長のベテラン先生に代わっていた。
私は先生に聞いた。
脳梗塞の跡は関係がありますか？
と。
ベテラン先生は何言ってるんだ〜みたいな
感じで、関係は無いと言った。
私は自分と先生の温度差を感じた。そして違和感、、、。
ベテラン先生は、ここではわからないから、
専門の病院を紹介すると言った。
脳神経内科だという。
私もノブさんも
脳神経内科と脳神経外科の違いすらわからない。
まだわからないの？なんで？
不安なノブさんに
今度は絶対検査入院してみてもらおうって
私は言った。
だけど、紹介状書くのに早くて１０日。
紹介状ができないと紹介先の病院の予約は取れないとのこと。
すぐにでも、行きたいのに、、、。
紙の紹介状に何日も費やす必要があるの？
もっとスムーズに行く方法はないものか？
ネット社会なんだから、オンラインでピューッって繋がればどんなに時間が短縮できるだろう。
紹介状ができたと電話を待つ歯がゆい日々を送ります。
ノブさんは、ネットで調べ
自分の病気はもしかしたら重症筋無力症じゃないかと言った。
嚥下障害が症状にあらわれるからだ。
それから虫歯。
虫歯を放置しているから、そのせいかな？
とも、、、。
とにかく何か原因はあるのだ。
ノブさんも私も早く原因が知りたかった。
そして早く治したかった。
１０日後
午後の3時半。紹介状ができたと電話が来て、すぐに取りに行った。電話がきた時間が紹介先の病院の予約締め切り時間の少し前だったから、私は病院の駐車場から必死で走った。
１日でも早く、早く病院に行きたくて。
早く診察して欲しくて。
予約締め切り5分前。
その思いが通じたのか、
明日、診察できますと言われすぐに予約を入れた。
大病院で中々取りにくい予約なのに、、、
喜んだ！
次の日。私は急だったので仕事が休めなくてノブさん1人で行く事に。
仕事の休憩時間にノブさんに電話した。
暗い声、、、。
帰ってきたら話すよってノブさんが言った。
私は、1人で行かせたことを悔やんだ。
夜、ノブさんも仕事から帰ってきた。
どうだったの？
って詰め寄る私。
検査入院することになったと言った。
良かったね、、、
と私はひとまず言った。
ノブさんは、
担当の先生がパソコンで自分の事を打ち込んでいたのが見えてしまった。
そこには、
MNDの疑い
とあったぞ。先生も隠せばいいのになー。って言った。
笑っていたのか、怒っていたのか、泣いていたのか、、、なんとも言えないノブさんの顔。
私はすぐさま、スマホでしらべた。
運動ニューロン病（うんどうニューロンびょう MND:motor neuron disease）とは、運動ニューロン（神経細胞）の変性を起こす病気のこと。筋萎縮性側索硬化症（ALS）、原発性側索硬化症（PLS）、脊髄性筋萎縮症（SMA）、球脊髄性筋萎縮症などがその代表的なもの
まさか、まさか。
違うよ、、、
ノブさんは黙っていた。
私が泣きだすと、ノブさんも泣き出し、、、
2人で抱きしめあった、、。
違うよ。疑いだから。
調べたらなんでもない。
検査入院すればわかるから、
大丈夫、大丈夫、、、。
つづく。
まふもふマンガコーナー
｛3.4年前に書いたものを紹介します〕
順不同です、、、
みなさん、
大変な思いをされていると思います。
どうか、お怪我のないように、、、。