昨日、テレビでASKAが


「太陽と埃の中で」


を歌っていた。


あの世代で、今でも原曲キーで歌えるのは凄い。



やっぱりいい曲だなぁと思った。



“追いかけて 追いかけても 掴めないものばかりさ”


“愛して 愛しても 近づくほど見えない”



妻が亡くなってから、妻にはますます近づきたい、愛したいという想いが強くなった。


あっちは肉体が無いので、掴めないし、見えない。


もう重なってしまうくらいそばにいて、妻は自分の中にいることに気がつく。


いや、自分の中に「も」か。

限定などされていない自由な存在だから。


妻の手を握った僕の手は、妻の手でもある。


よく足裏マッサージをしたので、僕の手は妻の足の裏でもある。


お尻の割れ目によくチョップをされたので(何故か差し入れたくなるそうだ)、僕のお尻の割れ目も妻の手だ。


僕のうなじからパンの匂いがするらしく、よく嗅がれていたので、僕のうなじは妻の鼻でもある。



どれも鮮明に覚えている。

感触が蘇る。




ん?何の話だ?


ええと、つまり・・・


“day and night time, rain and sunshine, I seek my dream everywhere “


ということだ。


「いつでん、どこでん、妻んこつば考えとる」


ということだ。



身体が記憶しているおかげで。


だから、自分の身体を大切にしようと思う。



それにしてもいい曲聴くとカラオケ行きたくなる。


コロナ禍でも一人カラオケならいいか。

今のカラオケ事情はどうなってるのか知らんが。