コロナ療養中の出来事 | キャンキャンのブログ

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他愛もない日常と、上咽頭炎の治療、好きなことを書いてます

私の住んでる場所では、

ご近所の方と近所付き合いが

しっかりあります。


8月に、久しぶりに地元でお祭りがあり、

誘い合ったわけでもないのに、

気がついたら、花火が広がる夜空を

みんなで見ていたり、

立ち話をしたり。

お互いに知らない人がいない環境です。


その中で、よく関わりのあるご家族が

いらっしゃいます。


庭の花をみたり、

花や出来た野菜、その花や野菜の苗が

行き来したり、

かわいいお孫さんが、我が家の庭に

出入りしていたり。


私たち、親子がコロナに罹患してすぐ、

事情を話て、しばらく我が家には

いらっしゃらないようにお願いしました。


私が会社に復帰した夜、

買い物がないかと、自宅に連絡をしたところ、

そのお宅の奥様から、

夕飯のおかずを頂いたと聞きました。


私から母にうつってしまった時点で、

洗濯から3回の食事、買い出し、

家事の全部を父が担ってくれました。

私の隔離期間が終わっても、

動ける体力はほぼなく、

父も、体力的にも気持ちのうえでも、

大変だったと思います。


それを察しての頂きものでした。


まだ母が60代の頃、

私が夜遅くに帰宅すると、

母が倒れて救急車で

運ばれるところだったことが

ありました。

私も運転免許があるものの、

遠くまでは行けず、

父は救急車に同乗するため、

私を、母が行く病院まで送ると、

雨の中寄り添ってくださいました。

その時は、お医者さんの判断で

自宅で安静にすることとなり、

搬送されませんでした。


この日のことも思い出し、

我が家のピンチには、

力になってくださるご夫婦の優しさに、

帰宅中の電車でお礼のラインを

しながら、大号泣で、マスクの中は

びっしょりでした。


90代のおばあさまや、6歳のお孫さんが

出入りしているご家庭で、

旦那さまも、心臓にご負担をかけられない方です。

困っていたり、大変なときに

そっと手を差しのべてくださることに、

今でも、感謝の気持ちでいっぱいです。


その後も、何度も頂きものをしました。


毎朝毎晩、その方のお家の前を通ります。

その度に、ありがとうございます。

と言いながら通ります。


人の温かさにすくわれた療養期間となりました。


頂いた優しさを、私もどなたかに渡し、

ご恩返しをしていきたいと、

振り返る療養期間でした。