昨日は、朝からバタバタと支度をして
流派の支部の初釜に行ってきました。
少々慌て気味💦
初釜とは、
年が明けて最初に行われる茶会のことで、
今回は
釜に炭を入れるお点前を見たり、
大福茶席が用意され、
そちらの席で
濃茶(一般のお抹茶よりも2倍以上の濃さの
お抹茶)をいただき、
小間と呼ばれる、
４畳半以上６畳未満ほどの小さな茶室で
薄茶(一般的なお抹茶)をいただきました。
↑昨年の初釜の様子はこちら♡
コロナ禍以前は
たくさんの先生や生徒さんたち、
関係者の方々が一堂に会し、
同時に行われる複数の茶席を
自由に回っていたのですが、
お茶会が再開してからは
開始時間が３回に分けられ、
茶席を回る順番も決められて
私たちは２回目からのお席に
参加させていただきました。
３回に分けられることで
1度に参加される方の数が多くなく、
とてもスムーズで
和やかに会は進みました。
今年の薄茶席は
流派の支部の中で唯一の男性の先生が
席主を担当されていて
どんなお席になるのか
私はとても楽しみにしていました。
躙り口(小間の屈まないと入れないほどの
小さな入口)から、それぞれお客様が入った後
室内を拝見し、席に着くと
お点前さんとして出てこられたのは、
なんと高校生の男の子でした。
まだまだお稽古の回数が少ないとのことで
荒削りではありましたが、
終始堂々としたお点前で
初々しさもあり
見ている私たちは初心を思い出して
暖かな雰囲気に包まれました。
躙り口から入ります
茶道は元々
武士階級の嗜む文化として
男性の間で行われるものでしたが、
いつの間にか女性が
多くお稽古するようになり、
私たちの流派でも９割は女性です。
男性も数名いらっしゃいますが、
高校生でお点前をされる方をお見かけしたのは
私は初めてでした。
女性のお点前と違って
男性は優しさの中に機敏さ、力強さが加わって
見ていてとても清々しいです。
それに、若さも加わり
爽やかさが感じられました。
その先生と
お点前を担当された男性以外にも
袴を履かれた大学生くらいの男性も
控えていて、
男性率の高いお席で
とても新鮮でした。
小間の床の間に飾られていた掛け軸とお花、香合
今、私たちの支部は
年齢層が高まり、
学ばれている方の数も
年々減ってきていることを肌で感じていて、
ご一緒した先輩と
どのようにこの文化を後世に
引き継いでいったらいいのか
話し合っていたのですが、
このように
男性が多く参加してくださっている
姿を目にすることができて、
ホッとしたと同時に、
私には何が出来るだろうか？
と深く考える機会となりました。
それにしても、
若い方のお点前をされる姿は
颯爽としていて気持ちがいいものでした。
私は今
まだまだ勉強中の身ではありますが、
ここまで吸収してきた知識、経験は
持っているだけでは
役に立たないものとなってしまいます。
だから、私が今出来ることは
簡単でも
子供達にお抹茶に触れる機会を作り、
経験させてあげることであり、
その経験をきっかけに
少しでも興味を持ってくれる子を
増やしていくことだと考えています。
そんな、
子供たちと一緒に
お抹茶を楽しめる日が
早く来るように
具体的に夢を描いていこうと思います。
↑のぞいてみてね
