むすこが今、好きなもののひとつに、昆虫があります。

大きいものはダメなんですけどね。

大好きなのは、ダンゴムシやてんとう虫、あり、カミキリムシ辺りかな。

カタツムリも気になっているようだけど、今シーズンはまだ見つけられず。

見つけたら、多分、夢中になりそう。


てんとう虫とありとダンゴムシは、幼稚園の教室で、みんなで飼育もしています。

先生の話によると、むすこは登園するとまず最初に、その虫の飼育コーナーに行って、それぞれの虫のケースをチェックしているそうです。

てんとう虫は、自分で見つけたさなぎや成虫を持っていったものもあるせいか、ことさら関心を持っているようで、登園途中にエサのアブラムシを探して持っていったり、さなぎから成虫になったてんとう虫の変化もマメに観察したり、とむすこなりにいろいろ考えて接していたようです。



昨日、むすこを連れて登園し、むすこを見送ったところで、副園長先生に話しかけられ、教室で飼っていたてんとう虫が前の日に最後に残っていた1匹も死んでしまったことを聞きました。

むすこには、担任の先生から話して下さると言うことだったですが。


帰宅しても、全く落ち込んでいるとか悲しそうな様子のないむすこ。

先生の話し方が上手だったのか、それほど執着していたわけではなかったのか。

それにしても、全く話が出ないので、それとなく振ってみたら。


「ななほしてんとうとか、なみてんとうはしんじゃったけど、さなぎからてんとうむしになった、にじゅうやほしてんとうはまだいるよ(^∇^)」


…あれ?先生の話と違う??


「だから、あしたもアブラムシ、もっていこうね♪」


??

もしかして、私が話を聞いた後で、飼育ケースの中に生き残っているのを見つけたのかな?

生きてるのか、死んでしまったのか、判断がつかず、悶々としていたら、タイミングよく担任の先生からの電話が。


今朝聞いたお話を再び担任の先生からも聞いて、で、やっぱりみんな死んでいるらしいことを確認。


それでも、むすこは、まだいると言っていることを伝えると

「年中さんくらいだと、嘘をつくとかとはまた違う意味で、自分の思っていることをその通りに話しちゃうこともあるんですよね。」

「『こうなったらいいなあ。』と思っていることを、現実だと思っちゃうんでしょうか?」

「はい、でもこの年齢ではよくあることだし、また明日、私からきちんと話してみますね。」


さて、むすこはどんな風に納得したのかと帰宅後、今日の幼稚園での様子を聞いてみたら。

「あのね、やっぱりてんとうむし、みんなしんじゃってたよ。」

「それで、せんせいといっしょにおはなのところにうめて、おはかつくってあげたの。」

「てんとうむしはもういないけど、ほかのむしはまだいるから、だいじにするね。」


中途半端に隠したりするんじゃなく、ちゃんと最期まで見せてもらったむすこ、一応自分の中で整理がついて現実として認識したようです。


虫だけじゃなく、これからはもっと大きい生き物のこういう場面に立ち会うことも増えてきちゃうだろうし(滅多にあって欲しくはないけど)、そのスタートとしては、いい認識の仕方だったんじゃないかな。


しばらく生き物を飼う予定はないけど、今回の先生の対応の仕方はとてもよかったと思ったので、いざというときは私もやってみようっと。