先日、お料理教室に通っている友だちに、こんなのもらいました。


ドミグラスソース BYベターホーム
これをくれた彼女は、基本的に、ドミグラスソースが好きではないです。
美味しいお店で丁寧に作られたビーフシチューやタンシチューを食べると「ああ、美味しいなあ。」とは思うらしいのだけど、よほど味覚の点で信頼している誰かのお勧めとかって言うんじゃない限り、外でも滅多にオーダーしないし、自分でももちろん作らない。
ビーフシチュー作るくらいなら、クリームシチューやカレー作るわって感じ。
そんな彼女が今通っている料理教室で、ビーフシチューを作ったとき、コレなら自分ひとりで作ってでも食べたいと思うほど、素晴らしく美味しく出来上がって自分でもとてもびっくりしたらしく(笑)、原因をいろいろ考えた結果、そのお料理教室オリジナルのドミグラスソースがミソなんじゃないかと言う結論に達したようで。
「コレ入れたら、すっごく美味しいビーフシチューが出来るよっ」
と、私にも1缶おすそ分けしてくれました。
コレって、すごく嬉しいけど、ある意味プレッシャーも…
そんな美味しくなるはずのもの使って、不味かったり、イマイチだったりしたら、私の腕ってことじゃないですか。
私は、美味しいもの食べることはとても好きだし、作ることも結局は美味しいものを食べることにつながるから好きだけど、基本的にメンドクサガリで不器用だから、お手軽とか、簡単とか、ワンボウルで出来るとか、そういうキーワードに惹かれる傾向にあるので、お料理教室で習うような手間ひまやお金を惜しまないレシピからは程遠い位置にいるわけで。
でも、せっかくもらったものを適当な料理に仕上げるのも心が痛むので、一念発起して作ってみました。
一応、缶にもビーフシチューのレシピが書いてあって…。
塩こしょうで下味をつけた牛肉に小麦粉をはたいて、油を熱した鍋で強火で表面を焼き、バターと一口大に切った野菜(たまねぎ、人参、じゃがいも)も加えて炒め、ドミグラスソースと水を入れて、弱火で35~40分煮込み、塩こしょうで味を調える。
以上。
そして、友だちが料理教室で作ったときには、牛肉に塩こしょうをもみこんだ後、赤ワインと油ももみこんで、時間があるならこの状態で一晩置くといいと教えてもらったらしいので、それも参考にしつつ。
肉は、塩こしょうしたものを前日夜から赤ワインと油とすりおろしたまねぎをもみこんでおいて、にんにくの匂いをうつした油で肉を焼いて。
たまねぎは、レシピの倍量用意して、半分は一口大、残りは薄切りにして、こちらも薄切りにしたセロリと一緒に先にしんなりするまで炒めておき。
水の量を減らして、その分トマトジュースと赤ワインと日本酒も少々、ブーケガルニのつもりで、セロリの葉っぱとローズマリー、タイム、ローレル、パセリを入れて、時々かき混ぜながら40分ほど煮込んで、その後、更にバスタオルと新聞紙でくるんで晩ごはんの時間まで発泡スチロールの箱へ。

出来上がりは、こんな感じ。
つやつやと滑らかで、見た目は美味しそうに仕上がりました
ビーフシチューで精根使い果たしたので、サイドディッシュはかぼちゃのバター蒸しにクレイジーソルトをふったもののみ
パンは、今シール集めに夢中なので、パスコの麦のめぐみプチロールです(^▽^;)
(エコバッグ、赤もベージュも欲しいのよーう)
さて、肝心のお味ですが。
えーと、自分で作っておいて、言うのもナンですが。
すっっっごく美味かった
実は私も先出の彼女と同じく、ドミグラスソースってそれほど好きではないんです。
自分でも、そんなに回数作らないし。
でも今回のは、今まで作った中でいちばん美味しいし、中途半端なお店で食べるより、こっちの方が好きな味
むすこは、パンよかごはんの方がすきなんで、ごはんを添えてやりました。
これまた、すごい勢いで食べてた
普段、私が滅多に作らなくてあまり見ないもんだから、晩ごはん何か聞かれたときに
「シチューだよ。」
といいつつ、鍋の中身を見せたんだけど、
「いつものシチューとちがうよ。おいしくなさそう。」(むすこはクリームシチューがすき)
なんていって、私に雷落とされてたんですけどね。
(食べてから、おいしくないとか、食べられないって言うのはともかく、見ただけで言っちゃダメ、と普段から言ってるので。)
途中で私のパンを奪い、シチューにつけつつ食べてるところ。
ふたりして、
「今日のご飯、おいしいねえ」
とご機嫌で食べました。
とうちゃんは、仕事帰りにそのまま遊びに出かけちゃって、食べてないんですけどね
こういうのは、2日目がおいしいから、明日もじっくり堪能します