むすこはあと数日で4歳になります。
長かったなあ、としみじみしてみたり。
育児って、出産前には想像もしていないところで私にとっては大変だった。
別に楽しいことばっかり想像していたわけではないけど、でも、こどもがいたら大
変なことより楽しいことの方がはるかに多いって思い込んでた。
甘かったなあ、私。
眠いくせに寝られなくて泣き喚くこどもの相手をして、寝られないこと。
どこに行くにもこどもがついてきて、トイレですらひとりになれないこと。
栄養のバランスや量をいろいろ考えて作ったご飯をおもちゃにした挙句、食べて
もらえないこと。
そのほかにも病気やトイレトレ、友だちとの関わり方やいろんないたずらへの対
応。
1個1個挙げると別に大したことじゃない気がしちゃうんだけど、問題はこういった
あれこれが隙間無しにぎっしりみっしり毎日連なっているってこと。
産んで数ヶ月の間なんて、むすこはおっぱいはちょっとずつしか飲まないわ、ミル
クは断固拒否だわ、2時間以上まとめて寝ることがないわ、起きている間は抱っこ
してないと泣くわで、かわいいなんて思う余裕もなかった。
むすこが嫌いなわけじゃないけどすっかり煮詰まっちゃって、半日でもとにかく離れ
たくって、就職目的で職業訓練行ってみても、こどもが小さいと言う理由で就職まで
行き着かず。
(でも訓練の3ヶ月間、離れていられたおかげで、幼稚園入園まで何とか持った気も
する。)
幼稚園に行くようになるまでの我慢…と自分に言い聞かせて、今年の4月、自分にとっ
ては長かったむすことの蜜月終了。
でも行き始めてわかったけど、幼稚園に行ってる時間って案外短い。
いままでよりは格段に楽にはなったけど、でも今でコレなら小学校入ったらもっと楽に
なるのかしら…なんてちょっと期待しているところで、こんな本を図書館から借りてきた。
ねじまき小学生 ~うちの子どもが小学生になっちゃった!!~
まつい なつき
作者の方には、この本の発行当時で小3、小1、年中の3人の息子さんがいる。
いままでにもこの人の育児関係の漫画やエッセイは何冊か読んでいたけど、息子さん
たちが小さいころの本ばかりで、小学校に入ってからのはコレが初めて。
読んでみた感想。
やっぱり私は甘かった…。
たぶん、今の時点で私が大変とかつらいって思っていることは、小学校に入ったら間も
なくなくなるか、少なくなるだろう。
でも今とは違う『大変』が押し寄せてくるらしい
まついさんの感じ方や書き方は、とてもポジティブだから、読んでて気が滅入るとかいう
ことはまったくないんだけど、散々笑ったあとで
「…あー、まだまだ大変なんだなあ。」
ってため息ついちゃう感じ。
育児の終着点はいつかしら…。