「余すことなく食べつくされたい」

と、私は、思ったのです。

肉も骨も皮も血も毛も、私の全て惜しみなく、平らげて頂きたいのです。

私の全て何なりと活用してもらえますように、丈夫で使い勝手のよい上質の美味しい私、で在るよう日々鍛錬し精進いたします。

余すことなく食べつくされる、他に、この私の生きた命の喜びはないでしょう。

私の全てを与えつくしたい、命つきる瞬間まで、絶え間なく湧きあふれる泉のように。




12・1・2022






Soulstripper TAE