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ADHDと自閉症スペクトラムがある

中学3年生のS太の記録のブログです

 



ネットの記事で

発達障害でIQが高い人は二次障害を起こしやすく

自殺率はIQが平均内の人に比べて6倍になるというものを読んだ

読んだ後に探し出せなかったのだけどアメリカの研究からの記事だった



S太はwiscⅤを中学に入る前に受けた

一番高いのが言語性

一番低いのが処理速度

差は50ちょっとある


検査の時間は平均40分が

S太の場合はいつも1時間30分になる

心理士さんに

もっと測れば測れるけど疲れてきたし上限まで測る必要もないから終わりにしました

言語性凸でこれは出た数値より測ればもっと高くなりますね〜と言われた


差が50もあれば

それはもう生きづらいんだろうなと思いつつ

総合すると平均ゾーン…

総合値について質問してみた



これだけ凹凸があると

総合値はあまり意味はない

あくまで平均からどのあたりにいるかを分かりやすくするために中央値があるだけ

つまり標準値内外にいるかどうかを見るためなんだな


S太くんの場合は言語性が非常に高くて

結果からすると上位10〜6パーセントくらいのところにいる

これはそのまま頭脳つまり頭の良さと捉えていい

そして処理速度はボーダーにやや近い

これは思うようにパフォーマンスができない

頭の中と実際の行動の速度が一致しない

とても疲れるしストレスになりやすい

苦手なことに取り組む時に通常の人がする想像より遥かに負荷がかかってる

無理をしない、好きなことで伸ばす、フラットにしようとするのは諦めた方が本人が楽

という見解をもらった



生活面で以前より大変さが減ったのは

頭でがんばってフォローしてるから

社会に出るために経験値をつむのは大事、とも教わった



ハードディスクが大きくて動作メモリが低いとか

エンジンは大きいけど車体はスピード出せる性能がないとか

バランスの悪さの表現はいろいろあるけど



私がS太を見ていて一番感覚に近いのは

タイムラグ、だ


必要なボタンを押してもすぐに反応しない

何度も押してカクカクぼやぼやしてやっと押した通りの反応が出る

それが日常的にあちこちに点在する


そして理解力が高いこと

自分の苦手さや周りの反応やしたことの結果を正確に理解する

理解しても苦手な部分をフォローするには

たくさんの工夫やトライアンドエラーがいるんだ



ストレスに弱い特性って言うけど

それ以前にストレス過多なんだろうな…



だから6倍って記事を読んで

怖くなった



勉強に関していえば

小学校から今までに学習に対するフォローは

ほとんど必要なかった

特性から画数の多い漢字を書けない英単語がなかなか覚えられないのを除けば

文法や読解はあれだけ書けないのに?という正解率…

検査したけどLDではなく特性からくる苦手だそう

ちょっと分からない時にアドバイスをしたらすぐ理解するし買ったテキスト類も自分でやれる

ほぼ勉強しないけどテストは大体平均点

好きな科目や好きなことはどんどん学んで吸収しちゃうし


でもS太の大変さって

そこじゃないんだよね…

正確には、研究の対象になった人たちは

メンサとかそのあたりにいる人たちで

S太とは違うだろう


けど

似たような傾向、状況ではあると思う

6倍って……


本人は元気で今日も疲れたーって帰ってきて

鼻歌歌いながらシャワーしてるんだけどね



またねー真顔