空腹MAXで始まった料理教室。

調理室に入ると、準備された材料の香りに

すぐに食欲を刺激されます。

中でも今回、独特の香りを放っていたのがこれです。

黒豆を発酵させた〝豆鼓(トウチ)〟は、

中国料理で使われる食材。

鼻を近づけると塩の風味の後に、

チョコレートにも似た豊かな香りが漂います。

麻婆豆腐でこれを使うのと使わないのとでは、

味の深みが全く違ってくるのです!

 

と言っても、今回作るのは麻婆豆腐ではなく、

味はそのままですが豆腐⇒ジャガイモにした

〝麻婆ジャガイモ〟です。

1センチ角に切りそろえたジャガイモは、

水から硬めに茹でます。

中華鍋で豚ひき肉、ニンニクや豆板醤、甜麺醤を炒めたら、

粗みじん切りにした豆鼓も入ったスープを入れて沸かし、

ジャガイモも加えます。

ぱっと見ただけでは、豆腐?ジャガイモ?と思うほど。

少し煮込んだらとろみをつけて、

ネギのみじん切り、たっぷりの山椒をふりかければできあがり!

ジャガイモは豆腐と違う噛みごたえで、初めての食感。

さらに豆鼓の風味が奥深く、白ごはんにピッタリの一品です。

 

 

 

 

 

 

さてさて、滝のように流れ落ちているのは………熱々の油です。

〝魚香味の牛肉の炒め物〟に入れる、

牛もも肉、ゆでたけのこ、レンコンを油通しして、

ジャーレンに乗せたきくらげに流しかけているところ。

油使いが中国料理のポイントと言われるのが、

良く分かる写真が奇跡的に撮れました!

あとは、ニンニクとショウガ、豆板醤を炒め、

調味料と合わせてとろみをつければ

〝魚香味の牛肉の炒め物〟、完成です。

これは誰もが知る、ピリ辛でも甘みのある醤油味。

いつもながら、「油通しをしても油っぽくないんだよな~」と

感心してしまいます。

 

 

 

こちらは〝鶏肉・卵・野菜の和え物〟です。

下に水気をしっかり切った糸寒天を敷き、

細切りにしたキュウリ、ニンジン、鶏ささみ、

もやし、卵、エビを乗せて、

お酢の効いたさっぱりタレをかけていただく一品。

少し濃い味が並ぶ中で箸休めになる、

優しいお味です。

 

 

最後は、ネギもたっぷり入った〝トマトのスープ〟。

ニンニクとショウガ入りの炒り卵を作り、

トマトと斜め切りにしたネギを煮込んだもので、

簡単に作れます。

早速翌日には作り、朝ごはんでいただいた私です。

今回も完食! ご馳走さまでした。