『松花堂弁当』
中に十字形の仕切りがあり、かぶせ蓋(ぶた)のついた縁高の四角い器を用いる弁当。
色・形よく調理した煮物・焼き物や飯などを,仕切りの中に盛りつける  ※大辞林より


ずらりと並んだ美しいお弁当箱。
十字の仕切りの中に、どんな料理が並ぶのかわくわくしながら調理開始です!

立派なサトイモが届いています。



そしてサトイモと共にこんな食材も茹でました。


写真上は小豆とこんにゃく、
下の写真は薄切りレンコン、シイタケ、サトイモ。
食材を一つひとつ別鍋でゆでる。
これが美しい松花堂弁当の秘訣なのです。

さらに、かなりの力を使うさつまいもの裏ごし。


美しいだしの中で、おとなしく待っているインゲンマメ。



それぞれの調理が終わり、盛り付けをすると…

見事な松花堂弁当の完成です♪
裏にしたふたの上には紅葉の箸おきとお吸い物。
細かい部分でも、秋を演出します。
では細かくご紹介を♪



もち米と栗、そして小豆だけの【栗おこわ】。
小豆を茹でたワイン色の茹で汁を、もち米に加えて色を付けます。
セイロで蒸したら、お湯にお酒をたっぷり加えてうち水を。
最後はごま塩を振りかけて、召し上がれ♪



お弁当の王道メニュー、【出し巻き卵とから揚げ】。
フワフワに焼いた出し巻き卵を鬼まきすでしっかり巻くと、
華やかな花のようにもみえます。
から揚げは、ネギ・ショウガ・ニンニクの香りを楽しむシンプル味。
この2つがあるだけでホッとしますね♪




ご覧ください、この美しい【煮物】。
六角むきのサトイモ、だしが染みたシイタケにインゲンマメ、
そして手綱のコンニャクと紅葉のニンジン。
それぞれの味を引きだす為、別々にだしにつけるという手間は必要ですが、
だからこその仕上がりに、目も舌も喜びました♪




お弁当には色に加えて〝味の彩り〟も必要というわけで、
酸【れんこんの梅肉和え】&甘【いもきんとん】♪
レンコンは酢を加えて茹でますが、茹で過ぎないことがポイント。
歯ごたえが全く違ってきますよ~。
そしてきんとんは、1/4に抹茶を混ぜ、黄色×緑の秋らしい装いに。
口に運べば抹茶の香りが上品なお菓子でした。




さらにお椀の中で舞う、イチョウ型の卵豆腐入り【お吸い物】。
イチョウや紅葉など、抜き型で季節感を出すって優雅ですね。