あんにょーん。

※またまたKぽ関係ありません。ミアネヨー。


地元の祭りについてフジテレビ?が報道したようで物議を醸している問題について。



個人的意見を言わせていただきます。
あくまでも個人の意見なので一切の苦情も受け付けません。動物愛護云々の外野の意見も結構です。

今回貼り付ける写真は今年のものでもないし、問題視されている団体のものなど一切関係ありません。
あくまでもイメージとして見ていただくために貼り付けるだけで写ってる団体等への粗捜しすることや誹謗中傷などは一切お止めください。




まずは、

熊本県民が知ってるレベルの知識いろいろ。
※ちなみに私は熊本を離れて5年以上経っているし、この例大祭に参加したことは無い。観に行ったことはもちろんあるし、友人は毎年多数参加している。内容に間違いがあっても私個人がそう認識しているというレベルでお読みください。



【藤崎宮 秋の例大祭とは】


藤崎宮という熊本市内中心部にある神社の祭りで毎年9月に行われる。
昔は(というか結構今でも裏では)通称『ぼした祭り』と言われており、加藤清正が朝鮮出兵でどうたらこうたら~~で勝ったことを祝って=滅ぼした→ぼした と言われていたらしい。

とはいえ、普通に五穀豊穣を願ったよくある神社のお祭りのようなもの。

熊本では一番?大きい祭りのひとつとして秋の風物詩と言われている。



【出場団体とか】
熊本県民は主に『大学どこ?』とはほぼ聞かない。

『高校どこ?』と聞かれる。←なぜかはわからないが、大学どこにいこうが出身高校によっておおよそのマウンティングが決まる感じ。

それほど出身高校の繋がりが強く、例大祭の団体も高校OBで作られた団体が多数ある。

私は熊本市内の高校出身ではないので、出身校の団体などはないが、やはり初対面での会話として『高校どこ?』という話題はよく上がる。


ちなみに、不動の頭良いとされる一位、二位は

①熊高 【読み:くまたか   熊本高校の略】
②済々 【読み:せいせい  済々黌高校 せいせいこうこうこうの略】

どちらも公立の進学校である。


【飾り馬について】
子供の頃よく言われていたこと。

●飾り馬に近づいてはいけない




●飾り馬の後ろは絶対ダメ。蹴られると死ぬぞ。
   (実際昔は毎年蹴られて怪我したり亡くなったりされていた)



●(昔は)飾り馬は酒を飲ませてあるからお祭りのあとは殺処分される・・・と言われていた。(馬刺になるという話は聞いたことが無い)


●いかに暴れる馬をうまくコントロールするかが見物であった。(今はやっていないらしいが、酒を飲ませてあったのでそもそも暴れていた)
『暴れさせる』ではなく『暴れる馬を制御する』というイメージであった。



今回報道にあったように鞭で叩いたり、陰部を刺激したりなどは当時聞いたことがない。


【参加者たちの特徴】

●高校OBの団体 
    基本知り合いでもいない限りその団体に入りたいと言って入れるものではない。
   先輩後輩が根強いので、いろいろ厳しい(体育会系みたいな)

●地域の団体
  ヤンキー家族などが参加している場合がよくある。
赤ちゃんまで連れ出す勘違いお母さんや色付サングラスをつけてるヤクザ風(チンピラ風?)の人や缶ビール片手に練り歩いている。もちろん普通の人が大半だが。



※とはいえどの参加者もほぼ朝から飲んで参加している。


【鳴り物やら】
『ぼしたーぼしたー』
『どーかいどーかい』
ラッパ『パラパーパーパラパーパー』というリズムが永遠に続く。←しかしこの出撃ラッパみたいなやつは意外に難しい


あとは太鼓や鈴?(チンチンと叩く小さなドラみたいな)など。

この鳴り物の練習は何ヵ月も前から始まり、夏の終わりごろから熊本市内ではあらゆるところで練習の音が聞こえてくる。

ちなみに、今回帰省してたときもたくさん練習している団体を見かけたし、帰ってくる当日が例大祭の飾り馬奉納日であった。


【祭り中】
見物客も多いが市内の中心部はほぼ交通規制で入れない。
私は熊本城が見える付近にずっと一人暮らししていたので、この日は仕事の場合は実家に脱出していた。(でないと車両通勤など到底無理)


【祭りのあと】
しばらく街の中心街(大きいアーケード街がある) が馬糞臭い。




等々。


生まれてからつい5年前まで熊本に住んでいた私の知識はこんなものだ。

そもそも、自分の出身校のOBなどが出場して無い時点でほとんど部外者だと言っても良い。


熊本の中でも熊本市内のごく一部の人達だけのお祭りという感じである。

ただ中心地で行われるので、とても規模は大きいし、この祭りの季節が来た感はとてもある。



【今回私が言いたいこと】

●フジテレビの意図
面白がって報道しただけでしょ?
テレビ、週刊紙は何がしたいんでしょうか。
いわゆる『文春砲』が大嫌い。

熊本のメディアが問題だと報じて、熊本で解決するべき問題であり、あなたたたちマスメディアは一つのネタとして全国に晒しておしまい。
祭りの本質を1つでも伝えていただけたのでしょうか?


●ネットの住人
外野は黙ってほしい。

可哀想可哀想、胸くそ悪い、無くしてしまえ。熊本県民は野蛮だ、熊本のくせに。などなど。

非難したり無くすのは簡単。

問題視する部分はもちろん必要だが、だから熊本地震の天罰を受けたんだなどと言ってる時点であなたたちの意見など聞く耳を持つつもりはない。

もう一度言う。

外野にとやかく言われたくない。


●熊本県警や熊本市長に対して苦情をいれている方々

例大祭はあくまでも藤崎宮のお祭り。
苦情があるなら藤崎宮か、各団体へ。

おてもやん総踊りでなにかしらの不祥事があれば市長に言っても良いでしょうが例大祭は市が行っている行事ではない。

熊本県警へ苦情をいれている方
あくまでも道路規制や通行許可や交通整理等は県警の管轄だが、祭り自体の苦情はお門違い。
頑張って騒音問題程度だろう。



●動物愛護団体
鯨食べても馬食べても犬食べても何してもでてくるんだから、もはや牛や豚や鳥や魚を食べて避難されないのが不思議なぐらいだ。


●熊本県民全員が例大祭をリスペクトしているわけではない。
無くしてしまえと思ってる県民も多数、無くす必要はないが、改善は必要だと思ってる人達も多くいる。

ヤンキー風参加者には熊本県民でも迷惑に思っているのだから、にわかに知った人々にわかった風に言われなくても県民もバカなわけではない。


●今は馬が大人しくて面白くないと言っている人が少なからずいる。
しかし、これは以前の祭りが今の基準で異常だと判断されたがゆえ改善された点であり、

昔は当たり前だと言われていたことが今何でも『○○ハラスメント』だと言われるようになったのと同じく時代の流れであって

それを勘違いした一部の人達が『暴れる馬をコントロールする』ではなく『派手に暴れさせる』と盛り上がるなどと今回の浅はかな行動を起こしたのが問題である。

ただ、暴れる馬をコントロールするに関しても、今では異常なので、昔に比べて祭りが大人しくなったのは事実。


●馬にお酒を飲ませることについて

子供心に当時、何の疑問を持たなかった。
その理由は参加者たちは皆祝い酒だと浴びるように酒を飲んでいたので、仲間である馬にも当然祝い酒を振る舞っているという考え方だった。

大人になった今では動物に酒を無理矢理飲ませてると言われたらそれはダメだね。という結論に至るが、

馬は神聖なもの。

神様にお酒を奉納するのと同じ印象だった。


●殺処分について
祭りのあと殺処分されると聞いていたが実際どうだったのかはよくわからない。
そういわれていたという噂のようなものかもしれないし、事実かどうかも実際のところはよくわからない。





【総括】
とにかく纏まりがなくて申し訳ないが、今回私のようにSNS等で発信した県民(出身者)は多くいる。

しかも、これも私と同じように実際参加していない県民だ。

それはなぜか?

もちろん、今回のむち打ちの動画や陰部云々の話はとても擁護できない。
すぐにやめるべきだし、その団体を今後参加させなくてもいいと思う。
必要であれば今後馬の奉納自体を止めるという手段もあるだろう。


それに伝統やら文化やらに私個人は特に興味は無いし、守らなくてはいけないという使命感も、執着も無いが、それでもなぜ発信するのか?

とにかく、その地域で長年行われてきたことの一部だけ見て、知った気になって、県民自体を全否定するこの現代の日本人の風潮にどうしても我慢がならないのだ。


たまたま熊本に生まれただけだが、間違いなく自分のルーツである故郷だ。


関係ない人に県民性の問題だなどと一括りに言われたくない。

熊本の問題なら熊本で解決してほしい。

問題を隠蔽するという意味ではない。


晒してあとは知りません~という無責任な『報道の自由』ばかりを振りかざすメディアも、非難して引きずり下ろすことしか考えない風潮も、正直うんざりだ。



とにかく今回の件は、熊本で速やかに解決をしていただきたい。