「私がてっとり早くお金を稼げる分野は何でしょう?」
セッションでこんな主旨の質問を受けることがあります。
そんなとき、お客さまのハイアーセルフさんからのメッセージは、
こんな内容であることが多いです。
「自分は何で、人の役に立つことができるのか。
まずはそれを、自分で思い出してみるように伝えてください。
お金を稼ぐことが人生の最終目的ではありません。
そこに固執していると目の前が曇り、本質が見えなくなってしまいます。
人の役に立ち、社会の役に立つから
その対価として報酬が得られるのだと、伝えてください」
こんなことをお伝えすると、みなさん
「自分が持っているスキル」を具体的に思い出していきます。
そこから、その方の現在のエネルギー状態にあった働き方などを
リーディングしていくことができる、というわけです。
人は誰もが、社会の役に立つスキルの種を持って生まれてきます。
それに気づいて水をやり肥料をやり、花を咲かせること。
そして「私はここで咲いていますよ」と、必要とする人に知らせるための
工夫を行うことも、大事な学びの一過程です。
こんなことを考えていたら、
私が以前お世話になった「女性起業塾」 の先生、
元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄さんが
新刊本「MISSION」という本の中で、どんぴしゃなことをおっしゃっていました。
その人のミッションを見つけるためのヒントとして、3つの輪がある。
1つめは「情熱を持って取り組めること→好きなこと」
2つめは「世界一になれること→得意なこと」
3つめは「経済的原動力になるもの→何か人のためになること」
この3つが重なる部分であれば、経済的原動力となり
その対価として報酬をいただくことができる、とおっしゃっていたんです。
岩田さんご自身は、不遇な時代もあったけれど、それらを乗り越えて
50歳を過ぎてから、ご自身のミッションを見つけたそうです。
「個人のミッションと会社のミッションは100%イコールである必要はない」
「それぞれのミッションを達成するために命を燃やすのであって、
その際に会社員であるか、経営者であるか、フリーランスであるかは
二次的、三次的な問題にすぎません。大事なのは、世の中を
よくするために心の底から湧いてくる使命感です」
と、なるほど!と納得するお話がたくさんありました。
たくさんの方の力になりそうな本でしたので、ご紹介させていただきます。
- ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由/アスコム
- ¥1,470
- Amazon.co.jp