境内を散策していると、磐長姫命からこんなメッセージをいただきました。
生きていると、思い通りにならないことや、
大変なこともあるでしょう。
でも、それにフタをして「なかったこと」にするのではなく、
しっかり乗り越えると、「うつわ」が大きくなります。
大きくなったうつわには、より大きな幸せや喜び、愛、
かけがえのないものが、ちゃんと入ってきますよ。
実は、この女神様がこちらに鎮座なさったキッカケには、
こんな言い伝えがあります。
磐長姫命の妹、木花開耶姫はとっても美人。 ある日、ににぎのみことが妹姫に一目ぼれし、
結婚を申込みます。
すると姉妹の父神様である「大山祇神」は、「姉の方も一緒に」と姉妹をセットでお嫁に出そうとしたそうです。
今では考えられませんけれど、そんなことがあったんですね。
すると、ににぎのみことは「お姉さんはいいです」と、妹姫とのみ結婚。
磐長姫命はこの出来事を恥じて、「私はこちらで、みなさんに良縁を授けます」とおっしゃり、
結社にいらしたと言われています。
※以下は私のリーディングです。ひとつのリーディング結果として読んでいただければと思います。
言い伝えによると、磐長姫命は妹にくらべ美人ではなく、
それでににぎのみことに結婚を断られた、というのですが
私がリーディングしたところ、
磐長姫は「内側の美しさ」と「永遠」の象徴であり
木花開耶姫は「外側の美しさ」と「はかなさ」の象徴でした。
磐長姫は、その名の通り「岩、石」、つまり「パワーストーン」と関係があります。
私たちが「パワーストーンショップ」で見るパワーストーンは
つるんとして光り輝いていますが、
もともとの原石はゴツゴツした石。研磨したら、
内側はとても美しかったということなのです。
磐長姫のイメージは、まさにそれです。
姫が、「何よ、ににぎのみことの面食いっ!!」とキレることなく、
「私はみなさんに、良縁を授けるスペシャリストになります!」と宣言し
永い間続けていらっしゃるというのは、
内面(こころ)がまっすぐでキレイなお姫様だから、できることなのでしょう。
ちなみに、妹の木花開耶姫は「桜」と関係があります。
「磐長姫と木花開耶姫はこの出来事以来不仲」という説もあるそうですが
私が見たところ、そんなこともありません。
この経緯を知ってから、改めて冒頭の磐長姫命からのメッセージを見ると、
人々に良縁を授け、感謝され敬われ続けていらっしゃる姫さまらしいメッセージと納得できます。
しかも、堅実でかたい石、いや意思の持ち主なので、
良縁を授けるというお仕事に誠実に、永く取り組まれてらっしゃるのでしょう。
続く。
◆アクセス◆
京都市左京区鞍馬貴船町180
本宮から奥宮へ行く途中左手にあります。
貴船神社さんのHPにアクセス詳細があります。・・・☆