こんばんわ、長女です
こちらは今、夕方8時48分です。(8時台は夜ではなくて、夕方ですよねー。沖縄では。よく本土の人に「え゛ー
」と言われます。)
あたしは先日ようやく論文を全部出し終わり、昨日から一斉期末試験に向けて勉強を始めました。私の通う大学院では、試験(exam)は、各期末ごとにはありません。その代わりに論文提出があるけれど。試験は、この卒業真近の最終試験のみ。(計量経済学だけは頻繁に"test"と呼ばれる試験がありましたが。)
今夜も、ストックしてある赤ワインをちびちびやりながらぉ勉強しています
勿論、お水をチェイサーにして、泥酔する程は飲みませんよ
あ、でも実は、酔っ払いながらするぉ勉強も楽しいのです
国際関係論の古典、マキャベリの書いた『君主論』を読んで人間の性悪説に悲観したり、トゥキュディデスの書いた『ぺロポネス戦争』を、映画を観るように楽しんだり、ホッブスの書いた本のタイトル『リヴァイアサン』のネーミングのセンスの良さに鳥肌が立ったり
国家はまるでリヴァイアサン(どんな武器も通用しない巨大な怪物)みたいっていう話なんですけど
半年以上前に読んだ押村高さんの『国際正義の論理』という本の「あとがき」を読んで泣きそうになったり。だって~
「私事にわたるが、本書を十九歳で病に倒れた長女にささげることをお許しいただきたい。長女は、平和を作る手始めとして「途上国に学校を建てる」という行動目標を抱き、大学で私と同じ領野を選考していた。本書を手にした二十一世紀の世代が代わりに夢をかなえてくれるようにと祈りつつ。(講談社現代新書(1961), p.232.)」ってー
うん、あたし押村さんの長女の代わりにも頑張る!!
みたいな。
こちらに来て、毎週授業前に英語の論文を20も読み込む作業を続けていたせいで、最近、日本語で書かれた文献読むのが非常に楽です。ばーっと読める。大学時代には1つの本を読み終えることに苦労していたのが嘘のよう。
その内、時間があればマルクスを熟読してみたいです
みなさん、マルクス=共産主義みたいに思われてるかもしれませんが、違いますよ
マルクス主義って、色々種類があるんです。西洋マルクス主義(啓蒙主義+弁証法のサルトルとか。以外でしょ
)も、マルクス・レーニン主義も、構造主義もぜ~んぶマルクス。マルクスをどう理解するかによって、マルクスは勝手に使われてるだけです。実は一度も読んだことがないマルクス。あたしはどう読み取るのかなぁ~
ところで、こちらに来てすぐ喫煙
を復活させてしまいました。せっかく2年(
)もやめてたのに勿体無いよね~。
でも、外に遊びにも行かずにずーっと机に向き合っていると身体的にも精神的にも疲れが溜まってしまって、窓際のどっしりしたサイドチェアーに腰を下ろして、壁に貼られたお気に入りのシャンデリアのデコレーションシールを眺めて一服する時間が至福の時なのです。時々、窓の外の月
を眺めたりしながら。
普通は一日8本吸いますねー。論文提出直前とかは、ストレスのせいか12本程度吸います。提出後はなんだか吸っても吸っても足りない気がして(リラックスを煙草に求めている
)、お酒を飲みながらやっぱり12本吸います。かと思えば、3-4本しか吸わない日もけっこうあったりします。
しかもなんと贅沢なことに、日本の煙草しか吸わないんだ、基本的に。こちらの煙草も色々試したけど、後味が悪い。悪いものだと吸い味も悪い。キャスターとマイルドセブンが一番美味しいです。喫煙家時代に好んで吸っていたパーラメント;喫煙時代って味覚が麻痺してしまって、どんな煙草でも吸えてしまうものですが、一度禁煙した後に吸うと煙草の味がよく分かってしまい、今では全然パーラメントを好きだとは思えません。
同じく昔よく吸ったマルボロもダメ。こちらで作られているマルボロにトライしたからかな
日本産のマルボロだと、また違う味になると思います。沖縄にまだ日本たばこの工場があった頃、沖縄の工場で作られている煙草には黒糖を使っていたんですよ
日本本土では白糖が使われていますが。だから、沖縄工場閉鎖の後には、同じ銘柄なのに普段吸っていた煙草と味が少し変わったと主張する人続出(随分と煙草の味覚に敏感な人たちですよね)。あれは、白糖と黒糖の違いだろうと思われます。
煙草にお砂糖が使われてるなんて知らない人も多いだろうなー。あたしもビックリしました
しかし、元日本たばこ工場勤務の母が言っているので間違いない。(本人は煙草嫌いですが。)
更に驚くべきことに、煙草会社は、利き酒ならぬ「利き煙草」という職業の人を雇うのだそう。煙草の味が変わっていないかどうかチェックしてもらうんですって
おもしろーい
「何が正しくて何が間違いなのか」という真理と呼ばれるようなモノは時代によって変化しますが、現代文化の流行では煙草を毛嫌いしがちですよね。でも、煙草も色々面白いですよ。ワインのソムリエが許されるなら、煙草のソムリエが許されたっていいでしょう
ところでうちの母、脱サラして小料理屋を開き、毎日がとても楽しそうです。
「今日はこんな人に会ったよー
今日はこんな話を聞いたのー
」って、生き生きしています

多恵に来て下さる皆様一人一人に、心の底から感謝。うちの母を楽しませてくれて、本当にありがとう。
(本来は、ママがお客様を楽しませないといけないはずなんだけど
)
これからも小料理多恵を、というかうちの母を、それからあたしの可愛いあややと亜湖ちゃんを宜しくお願いいたします。



あたしは先日ようやく論文を全部出し終わり、昨日から一斉期末試験に向けて勉強を始めました。私の通う大学院では、試験(exam)は、各期末ごとにはありません。その代わりに論文提出があるけれど。試験は、この卒業真近の最終試験のみ。(計量経済学だけは頻繁に"test"と呼ばれる試験がありましたが。)
今夜も、ストックしてある赤ワインをちびちびやりながらぉ勉強しています



国際関係論の古典、マキャベリの書いた『君主論』を読んで人間の性悪説に悲観したり、トゥキュディデスの書いた『ぺロポネス戦争』を、映画を観るように楽しんだり、ホッブスの書いた本のタイトル『リヴァイアサン』のネーミングのセンスの良さに鳥肌が立ったり


半年以上前に読んだ押村高さんの『国際正義の論理』という本の「あとがき」を読んで泣きそうになったり。だって~



こちらに来て、毎週授業前に英語の論文を20も読み込む作業を続けていたせいで、最近、日本語で書かれた文献読むのが非常に楽です。ばーっと読める。大学時代には1つの本を読み終えることに苦労していたのが嘘のよう。
その内、時間があればマルクスを熟読してみたいです




ところで、こちらに来てすぐ喫煙


でも、外に遊びにも行かずにずーっと机に向き合っていると身体的にも精神的にも疲れが溜まってしまって、窓際のどっしりしたサイドチェアーに腰を下ろして、壁に貼られたお気に入りのシャンデリアのデコレーションシールを眺めて一服する時間が至福の時なのです。時々、窓の外の月

普通は一日8本吸いますねー。論文提出直前とかは、ストレスのせいか12本程度吸います。提出後はなんだか吸っても吸っても足りない気がして(リラックスを煙草に求めている

しかもなんと贅沢なことに、日本の煙草しか吸わないんだ、基本的に。こちらの煙草も色々試したけど、後味が悪い。悪いものだと吸い味も悪い。キャスターとマイルドセブンが一番美味しいです。喫煙家時代に好んで吸っていたパーラメント;喫煙時代って味覚が麻痺してしまって、どんな煙草でも吸えてしまうものですが、一度禁煙した後に吸うと煙草の味がよく分かってしまい、今では全然パーラメントを好きだとは思えません。
同じく昔よく吸ったマルボロもダメ。こちらで作られているマルボロにトライしたからかな


煙草にお砂糖が使われてるなんて知らない人も多いだろうなー。あたしもビックリしました

更に驚くべきことに、煙草会社は、利き酒ならぬ「利き煙草」という職業の人を雇うのだそう。煙草の味が変わっていないかどうかチェックしてもらうんですって


「何が正しくて何が間違いなのか」という真理と呼ばれるようなモノは時代によって変化しますが、現代文化の流行では煙草を毛嫌いしがちですよね。でも、煙草も色々面白いですよ。ワインのソムリエが許されるなら、煙草のソムリエが許されたっていいでしょう

ところでうちの母、脱サラして小料理屋を開き、毎日がとても楽しそうです。
「今日はこんな人に会ったよー





多恵に来て下さる皆様一人一人に、心の底から感謝。うちの母を楽しませてくれて、本当にありがとう。
(本来は、ママがお客様を楽しませないといけないはずなんだけど

これからも小料理多恵を、というかうちの母を、それからあたしの可愛いあややと亜湖ちゃんを宜しくお願いいたします。

