こんばんわ、長女です...ネコ

『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』、観ました。

別に人が死ぬシーンでもない時でも、ずーっと大号泣。


・・・こないだの『ぞうのはな子ぞう』のレビュー見て、あたしが何でもかんでも泣いてんじゃないかとか思ってる人、居る?

まぁ、間違ってるとは言わないw



でもね、みんな、この東京タワーは絶対に観た方がいいよ!!真剣。

自分が生きてる間に大したことなんか何も出来なくても、とにかく親だけは幸せにしよう、親を幸せにする為だけに生きていてもいいんじゃないか、とさえ思う。
(親を幸せにするためには、結局は自分が幸せでないといけないし、自分が自分に胸張れないといけないんだけど。)

この映画、かけまくってやります。


レンタル期間の間中、色んな人の家に持って行って、勝手に流してやる。放映。
流れてれば、興味なくてもその内、見入るでしょ。

世の中の人間、全員観たらいい。親が死ぬ前に。


最後にスタッフロール流れた時に気が付いたけど、あれって原作リリー・フランキーさんなの!?
リリー・フランキーさんの本は、桜坂劇場内の本屋で1、2冊立ち読みして、もの凄く面白い本を書く人だな、と思った覚えはあるけれど、こんなに、

感動というか、考えさせられるというか、どんな人間でも必ず親不孝に関してウチアタイ(自分にも思い当たることがあって胸が痛いこと)する部分をわざわざ拾って組み込みいれ、それでもって「母親の死」という重たいテーマを重たすぎず、仰々しくなく、誰でも経験する一通過点かの様にサラリと、だけど観る人の心にはズシンと。


それにしてもあたしは常に、母親を気に掛ける目線ばっかりナ事に気がつきました。
旦那の実家から飛び出して自分の実家に帰った「ボク」のぉ母さんが、ずーっと実家に居るコトに気兼ねして、別でアパートを借りて出て行くことにしたシーンも、
あたしからすると、「新しい1ページへ飛びだしたオカン」というよりは、「また独りきりに戻って淋しくなった祖母」の方が不憫でならない。

あたし、薄々そうかとは思っていたけれど、マザコンかもしれないです。
幼い時から、母を傷つけるヤツは何人だりとも許さない、正義の味方でした。小さいながらに。

今でも、あたしの中での人道というか、(まぁ、かなりユルイのですが)あたしの正義道に反するものを捨ておけないのは、この幼い頃に出来上がってしまった正義感、大切な者を守りたい心意気から来ているのかもしれません。