緩和ケア病院に転院した日。
先生が部屋に来て病状やこれからの過ごし方などの説明があった後、先生から私と義父だけ呼ばれました。
ナースステーションで話がありました。

まずは
「先ほどの説明で自分の言葉などでご自身やご家族の方が不快な思いをされるような発言がありましたらすみません」
と謝罪されました。
いやいや、そんな事一切感じませんでした。

話は続き
「ご自身も大変キツイだろうと思います。お若いし、しっかりしてあるので説明などもご本人にきちんとしていきます。先程、ステロイドを使うのが今だと話しましたが、もう少し元気になってからと後回しにすると、悪くなって効果が出なかったりということもあります。オブラートに包んで本人様にも話したつもりですがもし不快に思われたらすみません」

ステロイドを使うことで食欲が出たり、元気になるような副作用があるようです。
少しでも元気で食欲がでて、夫が好きな物を一緒に食べたいな!
そんな前向きな気持ちにもなれました。

「若いということもあって、今後耐えられない痛みが出ることがあるかと思います。そんな時は眠らせる薬を使うことがあるかもしれません。もちろん勝手に使う事はなく、ご家族の方に相談します」

夫が耐えられない痛みが来る事を想像すると辛いです。
これからどんな事が待ち受けているのか。
不安でしかありません。


ただ思うのは、やっぱり緩和ケア病院に転院してよかった。
夫が少しでも穏やかに過ごせるようにしっかりサポートしていきます。