酒場の香り・・・

汚れた夜の香り、

人間の結びつきとは、

魂の結びつきと思っていたのに・・・

偽りのお酒。

酒場でのピアノひきをひきうけたブラームスは、

13歳にして、

はかない、せつない思いを胸に抱く。

それでも、家計を助けるため、

ブラームスは懸命にピアノを弾くのであった。

そんなとき、

父親の知り合いの工場長から合唱隊で教えてほしいといわれる。

ヴィんゼンで、15歳までを過ごす。

そこに情熱的なヴァイオリニスト 

ユダヤとハンガリーの混血児

エドワルド・レメーニと出会うが、

彼は、

ハンガリー革命に加わった疑いで、

オーストリアから追放、その後、渡米。


--------------------------------------
4年後

ブラームス19歳。

酒場でのピアノひきと、作曲にあけくれる。

憧れの作曲家、シューマンに、楽譜を送るが、

封も切らずに、送り返される。

「なんて、僕はだめな人間なんだろうー」

ブラームスは、ひどく落ち込み、

今まで作った曲の楽譜をすべて破り捨てる。

そんなとき、

たずねびとがやってきた。

それは、なんと・・・!!!


※このものがたりは、
フィクションであり、
ノンフィクションである。