本を読んだ。


ほっとした。


泣けてきた。


「遠回りしたっていいんだよ。


その遠回りは、必要な遠回りだったのだから。


なにかをはじめるのに、遅いってことはないんだよ。


遠回りの経験は、ぜったい役にたつってこと」


この文章を読んだとき、一筋の涙が、あたしの頬をつたった。



まさに、あたしではないか。


遠回りばかりしてきた自分。


でも、遅いってことはない。


今、きづいてよかった。


今、めざめてよかった。


赤ワインを口に含み、舌でころがし、


また、泣き、そして、笑うのだ。


ふふふ・・・