以前、元オーボエ奏者の宮本 文昭の


コンサートに行った。


その音色に、あたしは鳥肌が立ち、


号泣した。


ずっとつっかえていた何かが、すーっととれた気がした。


ずっと抱えてきた苦しみも、


悲しみも、わびしさも、せつなさも、


涙とともに流れでていった。


あたしが、求めていた何か、


音色、すべてが伝わり、


熱くこみあげてきた、


魂の叫びとともに、


あたしの肉体から、


余計な脂が消えていった気がしたのだ。