「ただいま、撮影中」編
ジェルミが、降りしきる激しい雨の中、ひとり、停車した車に乗り込んでいる。
こちらは、ジェルミのミュージックビデオ撮影現場。ただいま、撮影真っ最中。
A.N.JELLのジェルミは、グループの中で末っ子で、太陽のように明るい天真爛漫なキャラクターだが、今回のソロは、そんなジェルミとは正反対の哀しいバラード曲になった。
髪色を明るい金髪から、おとなしめの黒髪へと変えたジェルミは、フロントガラスに落ちる雨粒たちを見つめながら、切ないハスキーボイスで、失恋ソングを歌っていた。
そんな失恋のお相手が、ミニョである。
また、ジェルミ、ミニョに失恋か!?、と思うが、そうでもなく、ふたりは恋人同士だった設定。
そんな別れてしまった恋人同士が、まだ幸せだったときを思い出す、回想シーンで、テギョンが不機嫌になった例のキスシーンがあった。
お互いの両の頬に触れながら、いとおしそうに見つめ合う。
「ミニョさん、頬にキスをしてください。」
監督の指示に、ミニョが驚く。
「えっ!?」
困惑するミニョに、ジェルミは催促するように、自分の頬を指で突っついてみせる。

「えっ・・・!?」
気恥ずかしいのか、頬を紅くするミニョ。
「ミニョ、早く。ほら、こんなときじゃないと、キスしてもらえないからさ。(だって、テギョンヒョンがいたら、絶対、怒られて出来ないし、ミニョからキスしてもらうなんて、これからも、きっと、ないだろうし…)」
「え・・・恥ずかしいから、自分からなんて・・・出来ない・・無理ですぅ・・・」
出来ないと、ブンブン首を横に振るミニョ。
結局、ミニョからキスを貰うこと出来ず、自分からキスをしたジェルミさん。

もうひとつのキスは、ある日の朝。
出掛ける前、ベッド眠る愛しい恋人の写真を撮るジェルミ。
シャッターの音で目を覚ましたミニョ。まだ、起き抜けで、眠たそうに目を擦っている。
まだ眠そうなミニョの頬を、両手で挟むジェルミ。
「もう行くの?」
「まだ、寝ててもいいよ。」
優しい声で言いながら、支度を済ましたジェルミが、早々とミニョを抱き締め、行ってきますのキスを頬に落とし、頭をクシャクシャと撫で、部屋を出ていく。

一見、幸せそうに見える恋人、彼女の顔が不安そうに見えるのには、理由があるのですが、それ以上は、ネタバレになってしまうので、それは、本家のミュージックビデオを、是非、ご覧ください。
『Insensible』
https://youtu.be/Tf75CWSJ7Qo
★★★★
最後は、宣伝になってしまいましたが…(笑)
キスシーンのエピソードが面白くて、ハナシにしました。
ミュージックビデオ、2回とも、ホンギが、ホッペにチューしてます。
シネちゃんが、1回、拒否ってるのです。
「そんなのイヤ!!絶対、無理!!100年笑われちゃう!」
と、激しい拒否反応でした(笑)
ホンギはホンギで、頬を指で突っついて催促をし、「こんなときじゃないと、キスしてもらえないし…」とジェルミと同じようなことを言ってました。
仲良すぎると、今更、出来ないんでしょうね(笑)
ミュージックビデオは、そんな楽しいメイキングとは違い、哀しいハナシになっております。どうぞ、機会がありましたら、ご覧ください。
それでは、また、次回、お会いいたしましましょう。
ご愛読ありがとうございました。
追記…ペタ機能、継続中だったんですね…(知らなかったわ(;゜∀゜))なので、ペタ出来るようにしました。