美男2
~Another Story~
「Last kiss」
*6*
「・・・わかった。お前も、約束しろ・・・必ず、オレの元に、帰ってこい。」
「はい」
「ずっと、オレのそばに、いると。もう二度と、オレから離れないと、約束しろ・・・」
「はい・・・」
そのときは、ずっと、あなたのそばに、います。
もう、二度と、離れません。
この手を、離しません。
そのまま、もう一度、ヒョンニムに抱き締められ、ヒョンニムに身を委ねながら、何度も、唇を重ね合わせた。
出来れば、このまま、時間が止まって欲しいくらい・・・
幸せだった。
でも・・・・
ドアをノックする音で、ヒョンニムの身体が、離れていく。
「ミニョ、迎えが来た」
お兄ちゃんの声で、現実に戻される。
あぁ・・・どうしよう・・・
もう・・・行かないと・・・
「ヒョンニム、行きます」
グッと、涙を堪えると、立ち上がる。
泣かないで、頑張って、笑顔を作る。
これは、お別れなんかじゃ、ないから・・・笑って、行かないと・・・。
「あぁ」
勇気を出して、ヒョンニムに抱きつく。
突然のことに、目を見開いて、驚いている。
ヒョンニムが、抱きつかれるのが、嫌いなのは、知っている。
だけど・・・
「すみません・・・
ちょっとだけ、我慢してくださいね・・・。」
ヒョンニムの肩に、手を置き、少し、背伸びをする。
目をギュッと閉じて、顔を近付ける。
一瞬だけ、唇に触れる、柔らかな感触。
慌てて、ヒョンニムから身体を離そうとすると、グイッと、頭と腰を引き寄せられ、また、柔らかな感触を、唇に感じた。
もう一度、名残惜しむように、口づけを交わす。
ゆっくりと、唇が離れ、身体が、離れていく。
「・・・いってきます。」
カバンを持ち、ヒョンニムに、頭を下げると、部屋のドアを開けた。
また、必ず、この場所に戻って来る。
あなたの場所に・・・
★★★★
えっ?
題名が、意味深ですか?
(゜゜;)(。。;)(゜゜;)(。。;)
そんなに、深い意味は、ございません。
・・・・・たぶん
((((;゜Д゜)))