美男2
~Another Story~
「存在」
*5*
「お前は、オレのそばに、いればいい・・・」
つい、漏らしてしまった、本音まで言って、お前を引き止めているのに・・・
やっぱり、コイツは、頑固なのか、行くと、言い切ってしまった意地なのか、首を横に振っている。
オレは、お前が、そばにいる
だけで、ただ、それだけで、いいのに・・・
それ以外は、何も、望んでなんか、いない。
沖縄で、お前と別れて、お前が、いなくなって、初めて、気付いた。
お前が、オレにとって、どれだけ、大きな存在だったのか・・・
最初は、事故ばかり起こす、厄介者だったのに・・・
何時しか、お前は、オレにとって、慰めにもなる、心安らぐ存在になっていた。
お前がそばにいるだけで、オレは、よく眠ることだって、出来る。
お前は、オレにとって、必要不可欠の存在だと言うこと、たぶん、わかってないだろ?
お前が、いなくなったら、きっと、前の自分に戻ってしまう、気がする・・・。
「ごめんなさい、ヒョンニム・・・」
ゆっくりと、顔を上げながら、オレの胸を押し、身体を離すと、オレの手を、躊躇いがちに、握った。
「・・・ヒョンニムのことは、愛してます。
でも、行かないと・・・
きっと、このままでは、ヒョンニムに、今まで以上に、迷惑をかけてしまいます。
だから、アフリカに、行きます。
必ず、ヒョンニムの元に、帰ります・・・
そしたら、ヒョンニムのそばに、ずっと、いますから、ヒョンニムのそばに
、いさせてくださいますか?」
涙の粒が、ポトポトと、握られた手に落ちる。自分の手を、ギュッと、握る小さく、柔らかな手。
もう、引き止めることは、出来ない。
また、手離さないと、いけないかと、思うと、胸が、苦しくなった。
★★★★
さぁ、「トモダチコレクション」のハナシもしたいのですが、こちらも書かないと、いけませんね、すみません、ご無沙汰してしまって(;゜∀゜)
暑いせいか、頭が、なかなか、ハナシモードに、なれなくて・・・
ハナシも、なかなか進まず・・・ミニョをアフリカに行かせて、帰ってこれば、少しは、ハナシが進むはずので、もう少しだけ、ダラダラに付き合ってください。
ほんと、すみません。
(゜゜;)(。。;)