美男2
「Q&A」
*155*
司会者が、額の汗を、ハンカチで拭きながら、緊張した面持ちで、マイクを手に取るが・・・
ゴトッ!!
「す、すみません。失礼しました。」
手汗でマイクを滑り落としてしまい、愛想笑いを浮かべながら、慌てて、マイクを取る。
そして、何度か、咳払いをすると、マイクに向かい喋りだす。
「どうも、みなさま、本日は、忙しい中、集まってくれて、ありがとうございます!!
司会のマ・フニです。
えぇ・・・この度、我が、事務所が誇るグループA.N.JELLのリーダー、ファン・テギョンが、結婚することが決まりました!!お相手は、同じA.N.JELLメンバーのコ・ミナムの双子の妹、コ・ミニョさんです。
本日は、ふたりの婚約パーティーを行いたいと思います。
それでは、主役のふたりに、登場してもらいましょう!!どうぞ!!」
会場にいる参加者が、入場口に注目すると、扉が開き、ふたりが、会場の中に入ってくる。
テギョンは、さすが、堂々と歩いているが、ミニョは、テギョンの腕に軽く手を添えて、恥じらうように、下を向いてしまっている。
「それでは、ファン・テギョンから、皆さまに、ご挨拶です。」
「皆さま、本日は、忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。ファン・テギョンです。この度、コ・ミニョさんと結婚することになりました。」
参加者たちが、祝福を込めて、大きな拍手をする。
「それでは、おふたりには、色々な質問に答えていただきましょうか?まずは、出逢いは?」
"契約日のときだったか・・・?
『パニス・アンジェリクス(天使の糧)』を歌ってたよな・・・"
"契約日だったよね・・・契約書を破られそうになって、『パニス・アンジェリクス』歌ったわ"
"・・・とりあえず、入れ替わっていたことが、バレるとマズイから・・・"
「コ・ミナムの歓迎パーティーのとき」
ミニョが、コクコク頷いた。
「第一印象は?」
「事故多発地帯・・・色々と事故を起こすめんどくさいヤツ」
"やっぱり・・・"
ミニョが、口をすぼめ、項垂れている。
「ミニョさんは?」
「・・・天使のように、美しい方だけど、話したら、怖い方でした・・・」
今度は、テギョンが口を尖らす。
「あまり、ふたりとも、最初は、印象は良くなかったみたいですね・・・次は、お互いを意識したのは、いつですか?」
"何時だ・・・?"
テギョンは、口をムニュムニュしながら、考えている。
「私は・・・たぶん・・・テギョンさんの笑顔を見たときです・・・あまりにも・・・素敵で、胸がドキドキしました・・・」
ミニョが、自分の胸に手を当てながら、顔を赤くして答えている。
"そうだったんだ・・・"
初めて聞くことに、テギョンが、嬉しそうに、ニヤニヤしている。
「テギョンは?」
「ハッキリとは覚えてないが・・・違うヤツのことが好きだと知ったとき、無性に腹が立ったことがあった・・・そいつと一緒にいる姿を見るだけで、苦しくなった・・・」
そのときを思い出しながら、苦しそうに語るテギョンに、ミニョは、キュッと、口を結び、テギョンを見つめていた。
テギョンは、ミニョの視線に気付くと、小さくため息を吐き、自嘲気味に笑うと、ミニョは、首を小さく横に振ると、テギョンの手を握った。
★★★★
まだ、Q&Aは続きますが、一旦、切りまして、次回になります。
*後日談*
昨日の健康診断、注射、一発で、やっててもらいました。上手な看護師さんで、あっさり一発で終わりました。
「グッジョブ!!看護婦さん!!」
v( ̄Д ̄)v
「Q&A」
*155*
司会者が、額の汗を、ハンカチで拭きながら、緊張した面持ちで、マイクを手に取るが・・・
ゴトッ!!
「す、すみません。失礼しました。」
手汗でマイクを滑り落としてしまい、愛想笑いを浮かべながら、慌てて、マイクを取る。
そして、何度か、咳払いをすると、マイクに向かい喋りだす。
「どうも、みなさま、本日は、忙しい中、集まってくれて、ありがとうございます!!
司会のマ・フニです。
えぇ・・・この度、我が、事務所が誇るグループA.N.JELLのリーダー、ファン・テギョンが、結婚することが決まりました!!お相手は、同じA.N.JELLメンバーのコ・ミナムの双子の妹、コ・ミニョさんです。
本日は、ふたりの婚約パーティーを行いたいと思います。
それでは、主役のふたりに、登場してもらいましょう!!どうぞ!!」
会場にいる参加者が、入場口に注目すると、扉が開き、ふたりが、会場の中に入ってくる。
テギョンは、さすが、堂々と歩いているが、ミニョは、テギョンの腕に軽く手を添えて、恥じらうように、下を向いてしまっている。
「それでは、ファン・テギョンから、皆さまに、ご挨拶です。」
「皆さま、本日は、忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。ファン・テギョンです。この度、コ・ミニョさんと結婚することになりました。」
参加者たちが、祝福を込めて、大きな拍手をする。
「それでは、おふたりには、色々な質問に答えていただきましょうか?まずは、出逢いは?」
"契約日のときだったか・・・?
『パニス・アンジェリクス(天使の糧)』を歌ってたよな・・・"
"契約日だったよね・・・契約書を破られそうになって、『パニス・アンジェリクス』歌ったわ"
"・・・とりあえず、入れ替わっていたことが、バレるとマズイから・・・"
「コ・ミナムの歓迎パーティーのとき」
ミニョが、コクコク頷いた。
「第一印象は?」
「事故多発地帯・・・色々と事故を起こすめんどくさいヤツ」
"やっぱり・・・"
ミニョが、口をすぼめ、項垂れている。
「ミニョさんは?」
「・・・天使のように、美しい方だけど、話したら、怖い方でした・・・」
今度は、テギョンが口を尖らす。
「あまり、ふたりとも、最初は、印象は良くなかったみたいですね・・・次は、お互いを意識したのは、いつですか?」
"何時だ・・・?"
テギョンは、口をムニュムニュしながら、考えている。
「私は・・・たぶん・・・テギョンさんの笑顔を見たときです・・・あまりにも・・・素敵で、胸がドキドキしました・・・」
ミニョが、自分の胸に手を当てながら、顔を赤くして答えている。
"そうだったんだ・・・"
初めて聞くことに、テギョンが、嬉しそうに、ニヤニヤしている。
「テギョンは?」
「ハッキリとは覚えてないが・・・違うヤツのことが好きだと知ったとき、無性に腹が立ったことがあった・・・そいつと一緒にいる姿を見るだけで、苦しくなった・・・」
そのときを思い出しながら、苦しそうに語るテギョンに、ミニョは、キュッと、口を結び、テギョンを見つめていた。
テギョンは、ミニョの視線に気付くと、小さくため息を吐き、自嘲気味に笑うと、ミニョは、首を小さく横に振ると、テギョンの手を握った。
★★★★
まだ、Q&Aは続きますが、一旦、切りまして、次回になります。
*後日談*
昨日の健康診断、注射、一発で、やっててもらいました。上手な看護師さんで、あっさり一発で終わりました。
「グッジョブ!!看護婦さん!!」
v( ̄Д ̄)v