「美男2」
「新居」
*96*
テギョンは、ミニョをマンションまで、車で送っていく。
合宿所から車で30分。
ある高層マンションの駐車場に車が停まる。
「ありがとうございます。それじゃ、また、連絡します」
なんとも、あっさりと、ミニョは、ペコリと頭を下げ、シートベルトを外し、車から降りようとする。
「……ちょっと、待て」
口を尖らしたテギョンが、ミニョの腕を掴み、動きを制す。
「なんですか…?」
驚いて、キョトンとしているミニョ。
「お前、送ってやったオレに『お茶でも飲んでいきますか?』とかないのかよ?」
「えっ、あっ、すみません。でも、お忙しいんですよね。お時間、大丈夫なんですか?」
目をキョロキョロ泳がせながら、答えるミニョ。
「レコーディングは、昨日、終了して、今日は、1日だけの貴重な休みだ。明日からは、編集に付き合わなければならなく、忙しくて、会う時間もなくなるが…。」
「そ、そうですか…。すみません…良かったら、どうぞ。」
テギョンは、フンと笑いながら、車を降り、後部座席から、自分の荷物を取り出す。
駐車場からマンションのエントランスを抜け、エレベーターに乗る。
7階で降り、ミニョの部屋の前に着く。
「今、開けますね」
ミニョが、バックから鍵を取り出す。よく見ると、鍵についたキーホルダーに、テギョンのキャラクターがぶら下がっている。
テギョンが、ニヤリと笑いながら、ドアが開くのを待つ。
ガチャと音ともに、ドアが開く。
「どうぞ」
ミニョが、テギョンにスリッパを用意すると、中に入っていく。最近、ずっと忙しかったテギョンは、実は、まだ、一度も、ミニョの部屋に入ったことがなかった。
テギョンが、キョロキョロと見渡しながら、中に入っていく。
まだ、取り揃えた家具も家電品も使っていなく、新品のままだった。
「コーヒーでいいですか?用意しますから、座っていてください」
テギョンは、リビングの白い二人掛けのソファーに座るとくるりと辺りを見回す。
白、緑、家具は、ウッド調で、シンプルな色でまとめられている部屋。
キッチンからコーヒーの香りが漂ってくる。
「お砂糖もミルクもいりませんでしたよね」
両手にマグカップを持ってやってくるミニョ。
「お前が、家具や色を決めたのか?」
「はい、シンプルな方が好きなので、家具は、ヘイオンニやワンコーディーと相談しながら決めましたよ。」
「ふ……ん、今日、オレ、ココに泊まってもいいか?」
「えっ、はい!?」
★☆★☆
「新居」
*96*
テギョンは、ミニョをマンションまで、車で送っていく。
合宿所から車で30分。
ある高層マンションの駐車場に車が停まる。
「ありがとうございます。それじゃ、また、連絡します」
なんとも、あっさりと、ミニョは、ペコリと頭を下げ、シートベルトを外し、車から降りようとする。
「……ちょっと、待て」
口を尖らしたテギョンが、ミニョの腕を掴み、動きを制す。
「なんですか…?」
驚いて、キョトンとしているミニョ。
「お前、送ってやったオレに『お茶でも飲んでいきますか?』とかないのかよ?」
「えっ、あっ、すみません。でも、お忙しいんですよね。お時間、大丈夫なんですか?」
目をキョロキョロ泳がせながら、答えるミニョ。
「レコーディングは、昨日、終了して、今日は、1日だけの貴重な休みだ。明日からは、編集に付き合わなければならなく、忙しくて、会う時間もなくなるが…。」
「そ、そうですか…。すみません…良かったら、どうぞ。」
テギョンは、フンと笑いながら、車を降り、後部座席から、自分の荷物を取り出す。
駐車場からマンションのエントランスを抜け、エレベーターに乗る。
7階で降り、ミニョの部屋の前に着く。
「今、開けますね」
ミニョが、バックから鍵を取り出す。よく見ると、鍵についたキーホルダーに、テギョンのキャラクターがぶら下がっている。
テギョンが、ニヤリと笑いながら、ドアが開くのを待つ。
ガチャと音ともに、ドアが開く。
「どうぞ」
ミニョが、テギョンにスリッパを用意すると、中に入っていく。最近、ずっと忙しかったテギョンは、実は、まだ、一度も、ミニョの部屋に入ったことがなかった。
テギョンが、キョロキョロと見渡しながら、中に入っていく。
まだ、取り揃えた家具も家電品も使っていなく、新品のままだった。
「コーヒーでいいですか?用意しますから、座っていてください」
テギョンは、リビングの白い二人掛けのソファーに座るとくるりと辺りを見回す。
白、緑、家具は、ウッド調で、シンプルな色でまとめられている部屋。
キッチンからコーヒーの香りが漂ってくる。
「お砂糖もミルクもいりませんでしたよね」
両手にマグカップを持ってやってくるミニョ。
「お前が、家具や色を決めたのか?」
「はい、シンプルな方が好きなので、家具は、ヘイオンニやワンコーディーと相談しながら決めましたよ。」
「ふ……ん、今日、オレ、ココに泊まってもいいか?」
「えっ、はい!?」
★☆★☆