「美男2」
「イマジン」
*92*
「ど、どうして…?」
ミニョが、一番、ビックリしていた。イベントスタッフとして働くことは、誰にも話していなかった。
「あっ、シスター、大変だったんですよ……」
マ室長が、息を切らせ、クタクタになりながら、やって来る。
「マ室長」
「昨日、突然、テギョンが、A.N.JELL全員でイベントに出ると言い張って…」
「えっ?」
「社長も、チャリティーイベント参加なら、大賛成だから、ギャランティーは気にせずに、やっちまえ!!マ室長、あとは頼んだ!!なんて言いはじめて…さっきまで、色々と……とにかく…疲れたぁ…でも、テギョンが、突然、何を言い出すかと思えば、やっぱり、シスターのためだったんですね」
「私のため…ですか?」
ステージでは、突然のA.N.JELLメンバー全員の登場に、会場が、大熱狂していた。
「みなさん、こんにちは。A.N.JELLです」
A.N.JELLメンバーが、ポーズをつけながら、挨拶をする。
「今回、無理を言って、当初の予定を変更させていただきました。少しでも、力になりたいと思い、全員で、参加させていただくことになりました。」
観客が、盛大な拍手をする。
「僕らが出来ることは、ほんの少しですが、今回は、歌を歌わせていただきます。聞いてください。『Imagine』」
演奏は、テギョンのピアノと、シヌのギターのみ。
・・・・・・・・・・・
『Imagine』song by ジョン・レノン
Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above up only sky
Imagine all the people
living for today
Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
living life in peace
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
想像してごらん 天国なんてないって
やってみれば簡単なことさ
僕らの足下に地獄なんてない
頭上に空があるだけじゃないか
想像してごらん すべての人が
今日を生きているということを
想像してごらん 国境が無い世界を
そんなに難しいことじゃない
命を奪わなければならない理由も、死ななければならない理由もない世界を
宗教だって同じさ
想像してごらん すべての人が平和な日々を送っている姿を
君は僕のことを夢想家だと思うかもしれない
だけど僕は一人じゃない
いつの日か 君も僕らに加われば
世界はひとつになるんだ
想像してごらん 所有するものなんてない世界を
できるかな?
欲張ったり飢えたりしなくていい世界を
人はみんな兄妹なんだ
想像してごらん すべての人が
世界を平等に分かち合っている姿を
君は僕のことを夢想家だと思うかもしれない
だけど僕は一人じゃない
いつの日か 君が僕らに加われば
世界はひとつになるんだ
・・・・・・・・・・・
演奏が終わり、メンバーが頭を下げる。
拍手が鳴り止むことはなかった。
ミニョも、ステージの袖で、涙を流しながら、拍手をしていた。
イベントは、大成功に終わった。
ミニョが、イベントの後片付けを終え、夜遅くに、合宿所に帰る。今日は、すでに、メンバーは帰ってきていた。
ミニョは、テギョンにお礼を言うために、テギョンの部屋のドアをノックした。
「おかえり」
「今日は、ありがとうございました。あ、あの、今日は、どうして…?ビックリしました」
「いつも、お前、イベントの資料を読んでたよな」
「はい」
「オレが帰ると、大体、お前は、リビングのテーブルにイベントの資料を広げて寝ていた」
「あっ……」
ミニョは、大事なイベントでヘマをしないように、覚えるため、帰ってからも、資料を読んでいた。
資料には、イベントの順序やイベントの出演者も記されていた。
「タレントが、チャリティーイベントに参加することには、意義がある。世間にも、大きく評価される…まぁ、あのバカコンビが参加して、バカ丸出しで、みっともない姿を晒すより、メンバー全員で参加した方が、良いと思ったんだ。」
「そうですか、おかげで、イベントは大成功でした。本当に、ありがとうございました。」
ミニョが嬉しそうに、テギョンに頭を下げた。
テギョンも、まんざらでもない顔をしていた。
★☆★☆
「イマジン」
*92*
「ど、どうして…?」
ミニョが、一番、ビックリしていた。イベントスタッフとして働くことは、誰にも話していなかった。
「あっ、シスター、大変だったんですよ……」
マ室長が、息を切らせ、クタクタになりながら、やって来る。
「マ室長」
「昨日、突然、テギョンが、A.N.JELL全員でイベントに出ると言い張って…」
「えっ?」
「社長も、チャリティーイベント参加なら、大賛成だから、ギャランティーは気にせずに、やっちまえ!!マ室長、あとは頼んだ!!なんて言いはじめて…さっきまで、色々と……とにかく…疲れたぁ…でも、テギョンが、突然、何を言い出すかと思えば、やっぱり、シスターのためだったんですね」
「私のため…ですか?」
ステージでは、突然のA.N.JELLメンバー全員の登場に、会場が、大熱狂していた。
「みなさん、こんにちは。A.N.JELLです」
A.N.JELLメンバーが、ポーズをつけながら、挨拶をする。
「今回、無理を言って、当初の予定を変更させていただきました。少しでも、力になりたいと思い、全員で、参加させていただくことになりました。」
観客が、盛大な拍手をする。
「僕らが出来ることは、ほんの少しですが、今回は、歌を歌わせていただきます。聞いてください。『Imagine』」
演奏は、テギョンのピアノと、シヌのギターのみ。
・・・・・・・・・・・
『Imagine』song by ジョン・レノン
Imagine there's no heaven
It's easy if you try
No hell below us
Above up only sky
Imagine all the people
living for today
Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
living life in peace
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one
想像してごらん 天国なんてないって
やってみれば簡単なことさ
僕らの足下に地獄なんてない
頭上に空があるだけじゃないか
想像してごらん すべての人が
今日を生きているということを
想像してごらん 国境が無い世界を
そんなに難しいことじゃない
命を奪わなければならない理由も、死ななければならない理由もない世界を
宗教だって同じさ
想像してごらん すべての人が平和な日々を送っている姿を
君は僕のことを夢想家だと思うかもしれない
だけど僕は一人じゃない
いつの日か 君も僕らに加われば
世界はひとつになるんだ
想像してごらん 所有するものなんてない世界を
できるかな?
欲張ったり飢えたりしなくていい世界を
人はみんな兄妹なんだ
想像してごらん すべての人が
世界を平等に分かち合っている姿を
君は僕のことを夢想家だと思うかもしれない
だけど僕は一人じゃない
いつの日か 君が僕らに加われば
世界はひとつになるんだ
・・・・・・・・・・・
演奏が終わり、メンバーが頭を下げる。
拍手が鳴り止むことはなかった。
ミニョも、ステージの袖で、涙を流しながら、拍手をしていた。
イベントは、大成功に終わった。
ミニョが、イベントの後片付けを終え、夜遅くに、合宿所に帰る。今日は、すでに、メンバーは帰ってきていた。
ミニョは、テギョンにお礼を言うために、テギョンの部屋のドアをノックした。
「おかえり」
「今日は、ありがとうございました。あ、あの、今日は、どうして…?ビックリしました」
「いつも、お前、イベントの資料を読んでたよな」
「はい」
「オレが帰ると、大体、お前は、リビングのテーブルにイベントの資料を広げて寝ていた」
「あっ……」
ミニョは、大事なイベントでヘマをしないように、覚えるため、帰ってからも、資料を読んでいた。
資料には、イベントの順序やイベントの出演者も記されていた。
「タレントが、チャリティーイベントに参加することには、意義がある。世間にも、大きく評価される…まぁ、あのバカコンビが参加して、バカ丸出しで、みっともない姿を晒すより、メンバー全員で参加した方が、良いと思ったんだ。」
「そうですか、おかげで、イベントは大成功でした。本当に、ありがとうございました。」
ミニョが嬉しそうに、テギョンに頭を下げた。
テギョンも、まんざらでもない顔をしていた。
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