「美男2」
「チャリティーイベント」
*91*
後日、記者会見でのテギョンの誠意ある態度は、世間に好感を得ていた。
ファンたちも、拳をギュッと握りながら、「テギョンオッパ!!幸せになってください!!」と、事務所の前で、応援していた。
A.N.JELLは、新アルバムのレコーディングが、本格的に始まり、ミニョも、開催されるチャリティーイベントの準備で、忙しくなっていた。
そして、まだ、ミニョは、A.N.JELLと同じ屋根の下に暮らしていた。
レコーディングが、深夜までになることも多々あり、ほとんど、メンバーと顔を合わせることがなくなっていたが、メンバーが、夜遅くに帰ってきて、お腹を空かせていても大丈夫なように、毎晩、夜食を作っていた。その夜食は、翌朝、ミニョが、キッチンに入ると、綺麗に、後片付けがされていた。
そして、チャリティーイベント当日。
ソウル市内のホールで行われ、ステージでは、様々な催しが行われ、ミナムとジェルミが、トークショーのゲスト出演することになっていた。
「あっ!!ミニョがいる。おーーい!!ミニョーー!!」
ステージの裏方として動いていたミニョを発見したジェルミが、喜びのあまり、大声で、ミニョの名前を呼ぶ。
「ねぇ、ミニョ、A.N.JELLのジェルミが呼んでるんだけど、まさか、知り合いなの?」
ミニョの隣にいたセヨンが聞く。
「あっ……あの、すみません…実は……紹介しますね」
ミニョは、セヨンをミナムの元に連れていく。
「あ、兄です…」
「こんにちは、ミニョの兄です。ミニョがお世話になってます」
「えっ!?ミニョのお兄さんって、コ・ミナムなの?そう言われてみれば、似てるかも…全然、気付かなかったわ……」
「すみません、黙ってて…隠してたわけではないんですが…」
ミニョが、すまなそうに、セヨンに頭を下げる。
「別にいいのよ。娘のスヨンがね、A.N.JELLの大ファンなのよ。中でも、ジェルミが一番好きだって」
「そうなんですか?嬉しいなぁ!!あっ、そうだ!!良かったら、今度、是非、コンサートにも来てください。」
ジェルミが、ニッコリと笑っている。
「えぇ、是非、行かせてもらうわ。出来れば、良い席で、見てみたいわ…生のA.N.JELL…うふふ」
「もちろん」
その声は、ミナムとジェルミの背後から聞こえる。
「どうも、コ・ミニョが、お世話になっています。」
テギョンが、ニッコリとセヨンに笑顔を見せる。
「えっ!?何?今度は、本物のファン・テギョン!!しかも、カン・シヌまで!!」
突然、現れた、テギョンとシヌに目を丸くしているセヨン。
「えっ…テギョンさん…シヌさん…どうして……」
「事務所の方針で、今回、A.N.JELLのメンバー全員で出演させていただくことになりました。もちろん、ギャランティーは、お気にせずに、よろしくお願いします」
シヌが、頭を下げる。
「えっ…いいんですか?」
「はい、よろこんで」
急遽、A.N.JELLの特別ライブが決まった。
★☆★☆
「チャリティーイベント」
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後日、記者会見でのテギョンの誠意ある態度は、世間に好感を得ていた。
ファンたちも、拳をギュッと握りながら、「テギョンオッパ!!幸せになってください!!」と、事務所の前で、応援していた。
A.N.JELLは、新アルバムのレコーディングが、本格的に始まり、ミニョも、開催されるチャリティーイベントの準備で、忙しくなっていた。
そして、まだ、ミニョは、A.N.JELLと同じ屋根の下に暮らしていた。
レコーディングが、深夜までになることも多々あり、ほとんど、メンバーと顔を合わせることがなくなっていたが、メンバーが、夜遅くに帰ってきて、お腹を空かせていても大丈夫なように、毎晩、夜食を作っていた。その夜食は、翌朝、ミニョが、キッチンに入ると、綺麗に、後片付けがされていた。
そして、チャリティーイベント当日。
ソウル市内のホールで行われ、ステージでは、様々な催しが行われ、ミナムとジェルミが、トークショーのゲスト出演することになっていた。
「あっ!!ミニョがいる。おーーい!!ミニョーー!!」
ステージの裏方として動いていたミニョを発見したジェルミが、喜びのあまり、大声で、ミニョの名前を呼ぶ。
「ねぇ、ミニョ、A.N.JELLのジェルミが呼んでるんだけど、まさか、知り合いなの?」
ミニョの隣にいたセヨンが聞く。
「あっ……あの、すみません…実は……紹介しますね」
ミニョは、セヨンをミナムの元に連れていく。
「あ、兄です…」
「こんにちは、ミニョの兄です。ミニョがお世話になってます」
「えっ!?ミニョのお兄さんって、コ・ミナムなの?そう言われてみれば、似てるかも…全然、気付かなかったわ……」
「すみません、黙ってて…隠してたわけではないんですが…」
ミニョが、すまなそうに、セヨンに頭を下げる。
「別にいいのよ。娘のスヨンがね、A.N.JELLの大ファンなのよ。中でも、ジェルミが一番好きだって」
「そうなんですか?嬉しいなぁ!!あっ、そうだ!!良かったら、今度、是非、コンサートにも来てください。」
ジェルミが、ニッコリと笑っている。
「えぇ、是非、行かせてもらうわ。出来れば、良い席で、見てみたいわ…生のA.N.JELL…うふふ」
「もちろん」
その声は、ミナムとジェルミの背後から聞こえる。
「どうも、コ・ミニョが、お世話になっています。」
テギョンが、ニッコリとセヨンに笑顔を見せる。
「えっ!?何?今度は、本物のファン・テギョン!!しかも、カン・シヌまで!!」
突然、現れた、テギョンとシヌに目を丸くしているセヨン。
「えっ…テギョンさん…シヌさん…どうして……」
「事務所の方針で、今回、A.N.JELLのメンバー全員で出演させていただくことになりました。もちろん、ギャランティーは、お気にせずに、よろしくお願いします」
シヌが、頭を下げる。
「えっ…いいんですか?」
「はい、よろこんで」
急遽、A.N.JELLの特別ライブが決まった。
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