「美男2」
「オーマイガー!!」
*75*
パーティー会場の中に入ると、そこは、別世界だった。
会場は、きらびやかなパーティーファッションに着飾った人々たちで、賑わっていた。
ファン・テギョンの登場により、会場内が、少しだけざわつく。
国内で知らない者はいないであろう、そんな有名人の隣にいるミニョは、ここでも、好奇な目を向けられていた。
ミニョが、その目たちから避けるように、顔を隠すように、俯いてしまう。
テギョンに手を引かれながら、先に、会場入りしていたシヌとジェルミと合流する。
「ミニョ、大丈夫か?」
少しだけ疲れたような顔をしたミニョに、シヌが、心配そうに、声を掛けた。
「…大丈夫です。慣れない場所なんで、緊張してしまって……」
ミニョが、心配かけないように、小さく笑ってみせる。
「どうぞ、ウェルカムドリンクです」
ボーイに、シャンパングラスを手渡される。
「これは、酒だからな。お前は、ダメだ!!」
テギョンに注意され、手から、グラスを取り上げられてしまう、ミニョ。
「えぇ!?ヒョン、なんでさ?いくらなんでも、このくらいなら、ミニョでも、酔わないよ。ねぇ、シヌヒョン?」
「問題ないと思うよ」
「だよねぇ、シヌヒョン!!」
ジェルミが、また、ボーイから、シャンパングラスを受け取る。
「大丈夫!!もし、酔ったら、シヌヒョンとオレが、介抱してあげるから」
ジェルミが、ミニョに、シャンパングラスを渡しながら、ウィンクをした。
テギョンが、不機嫌そうに、口を尖らす。
「ヘーイ!!エブリワン!!楽しんでいるかぁ!!」
少し、ほろ酔い気分なのか、ご機嫌なアン社長が、やってくる。
ミニョが、アン社長に、ペコリと頭を下げる。
「テギョーン!!この女性は、ま、まさか、コ・ミニョssi…なのか?」
「あぁ、もちろん」
アン社長が、驚いた顔で、ミニョを見ている。そして、一気に、気持ち良かったほろ酔い気分も醒めてしまう。
「オーマイガー!!ミナムに続いて、お前も、か!!」
テギョン「コ・ミナムが、どうかしたのか?」
「ミナムが、ユ・ヘイssiと一緒に、会場に入ったそうだ。前々から、アタックしていたのは、知っていたが……まさか、付き合ってたとは……」
「いや、社長。これが、まだ、付き合ってないんだよ。」
ミナムが、突如、現れる。
「手応えはあるんだけど、なかなか、あっちが、素直になってくれなくってさ…」
はぁぁ…と大袈裟なため息を吐きながら、ボーイから、シャンパングラスを貰い、グイッと飲み干す。
社長「まさか、ミナム、記者たちに、余計なこと、言ってないだろうな?」
「うぅ…ん、"邪魔するな"とは、言った」
社長「はぁぁぁ…オーマイガー!!今頃、事務所の電話は鳴りっぱなし…サイトは、ダウンして、てんてこ舞いしてるだろうな…どうしてくれるんだよ、お前たち!!」
ミナム「悪い、悪い。でも、大丈夫だって、社長。うまくやるから。それに、オレにとっては、好都合なんだからさ。」
社長「……仕方ない。とにかく、その話は、また明日、話そう。今、カメラが入っていて、クリス・チャンssiとお前らのショットを撮りたいと呼んでいるんだ。来てくれるよな?すみませんが、ミニョssiは、ここにいてくれますか?すぐに、終わりますので…」
「……はい」
「すぐ、戻るから、酒は、飲むなよ。あと、男が話しかけてきても、無視しろ、わかったな」
去り際に、テギョンが、ミニョに話しかける。
ひとり取り残されたミニョは、周りを見渡すと、小さな、ため息を吐いた。
★★★★
「オーマイガー!!」
*75*
パーティー会場の中に入ると、そこは、別世界だった。
会場は、きらびやかなパーティーファッションに着飾った人々たちで、賑わっていた。
ファン・テギョンの登場により、会場内が、少しだけざわつく。
国内で知らない者はいないであろう、そんな有名人の隣にいるミニョは、ここでも、好奇な目を向けられていた。
ミニョが、その目たちから避けるように、顔を隠すように、俯いてしまう。
テギョンに手を引かれながら、先に、会場入りしていたシヌとジェルミと合流する。
「ミニョ、大丈夫か?」
少しだけ疲れたような顔をしたミニョに、シヌが、心配そうに、声を掛けた。
「…大丈夫です。慣れない場所なんで、緊張してしまって……」
ミニョが、心配かけないように、小さく笑ってみせる。
「どうぞ、ウェルカムドリンクです」
ボーイに、シャンパングラスを手渡される。
「これは、酒だからな。お前は、ダメだ!!」
テギョンに注意され、手から、グラスを取り上げられてしまう、ミニョ。
「えぇ!?ヒョン、なんでさ?いくらなんでも、このくらいなら、ミニョでも、酔わないよ。ねぇ、シヌヒョン?」
「問題ないと思うよ」
「だよねぇ、シヌヒョン!!」
ジェルミが、また、ボーイから、シャンパングラスを受け取る。
「大丈夫!!もし、酔ったら、シヌヒョンとオレが、介抱してあげるから」
ジェルミが、ミニョに、シャンパングラスを渡しながら、ウィンクをした。
テギョンが、不機嫌そうに、口を尖らす。
「ヘーイ!!エブリワン!!楽しんでいるかぁ!!」
少し、ほろ酔い気分なのか、ご機嫌なアン社長が、やってくる。
ミニョが、アン社長に、ペコリと頭を下げる。
「テギョーン!!この女性は、ま、まさか、コ・ミニョssi…なのか?」
「あぁ、もちろん」
アン社長が、驚いた顔で、ミニョを見ている。そして、一気に、気持ち良かったほろ酔い気分も醒めてしまう。
「オーマイガー!!ミナムに続いて、お前も、か!!」
テギョン「コ・ミナムが、どうかしたのか?」
「ミナムが、ユ・ヘイssiと一緒に、会場に入ったそうだ。前々から、アタックしていたのは、知っていたが……まさか、付き合ってたとは……」
「いや、社長。これが、まだ、付き合ってないんだよ。」
ミナムが、突如、現れる。
「手応えはあるんだけど、なかなか、あっちが、素直になってくれなくってさ…」
はぁぁ…と大袈裟なため息を吐きながら、ボーイから、シャンパングラスを貰い、グイッと飲み干す。
社長「まさか、ミナム、記者たちに、余計なこと、言ってないだろうな?」
「うぅ…ん、"邪魔するな"とは、言った」
社長「はぁぁぁ…オーマイガー!!今頃、事務所の電話は鳴りっぱなし…サイトは、ダウンして、てんてこ舞いしてるだろうな…どうしてくれるんだよ、お前たち!!」
ミナム「悪い、悪い。でも、大丈夫だって、社長。うまくやるから。それに、オレにとっては、好都合なんだからさ。」
社長「……仕方ない。とにかく、その話は、また明日、話そう。今、カメラが入っていて、クリス・チャンssiとお前らのショットを撮りたいと呼んでいるんだ。来てくれるよな?すみませんが、ミニョssiは、ここにいてくれますか?すぐに、終わりますので…」
「……はい」
「すぐ、戻るから、酒は、飲むなよ。あと、男が話しかけてきても、無視しろ、わかったな」
去り際に、テギョンが、ミニョに話しかける。
ひとり取り残されたミニョは、周りを見渡すと、小さな、ため息を吐いた。
★★★★