ヨロブン、アンニョンハセヨ( ´_ゝ`)ノ
お隣の韓国では、旧暦のお正月を盛大にお祝いするらしく、新暦のお正月は、1日のみ公休になるそうです。日本のお正月の祝い方、あちらの祝い方が違うと思うので、今回のハナシは、日本の行事を元に書かせていただきましたので、ご了承くださいませ。
それでは、どうぞ。
「happiness」
「相変わらず」
12月31日
毎年恒例のA.N.JELLカウントダウンコンサート。
たくさんのファンたちと共に、新年を祝い、無事、コンサートを終え、控え室に戻ると、ミニョが待っていた。
「ミニョ~!!」
ミニョの顔を見ると、毎度のように、抱きついてしまうジェルミ。これは、もう病気というしかない。そして、いつものように、呆れながら、ジェルミの肩を掴むシヌとミナム。旦那のテギョンは、何も言わず、ギロリとカエルを睨むヘビのように、ジェルミを睨んでいると、身体をビクッと震わすカエルのジェルミ。寒気、いや、殺気を感じたんだろう…。慌てて、ミニョから離れる。
「皆さん、コンサートお疲れ様でした。明けましておめでとうございます」
そんなことは、お構い無しに、ニッコリと微笑みながら、ペコリと頭を下げるミニョに、殺気を帯びていたテギョンの顔が、にんまりと頬が弛むのを、ホッとしながら見ているジェルミ。
「おめでとう、ミニョ。子どもたちは…?」
「オッパの実家に預けています。ヒヨナさんとファランさんが、『後は、任せて、アナタは、行ってきなさい』っておっしゃってくれたので、お言葉に甘えてしまいました。」
「…そうか、久々に、ふたりっきりだな、ミニョ」
あの"皇帝"ファン・テギョンの顔は、何処にいってしまったのか、意味深に、ニヤリと嬉しそうに口角をあげ、ミニョを抱き寄せる。
「もう……」
困ったように、プクッと頬を膨らますミニョ。
ふたりの周りには、ピンクのハートが飛び交い、そこに誰がいようと、お構い無しに、ふたりっきりの世界に入り込んでしまう。
テギョンが、ミニョにキスをしようと顔を迫らせている。
とうとう、そこにいるのが、いたたまれなくなってきた3人。
自分たちがいることをアピールするため、物音をたてたり、大きな咳払いをしている。
「……あの……オッパ」
ミニョが顔を真っ赤にしながら、テギョンの迫ってくる唇を手で押さえている。
「なんだよ」
ミニョにキスを拒否られ、不機嫌なテギョン。
「皆さんが……」
チラッと、ミニョが、3人に視線をうつす。
「チッ、なんだよ、お前ら、まだ、いたのかよ」
舌打ちしながら、3人を睨むテギョン。
「はぁ?TPOをくらい、わきまえろ、常識だろ!!エロテギョン!!(`□´)」
「コ・ミナム!!(*`Д´)ノ!!!」
ヘビ(テギョン)とマングース(ミナム)のにらみ合い。
「オッパもお兄ちゃんもやめてください!!」
ミニョの一喝でおとなしくなるテギョン。
ヒトが羨むモノをすべて持ち、恐いモノなしと謳われている"皇帝"ファン・テギョン。そのテギョンの唯一の弱点。
一番、恐れていて、一番、弱いモノ、それは、奥様のミニョ。
ミニョを遊び半分で、弄ったり、イタズラをして、ミニョを拗ねらせ、怒らせるときは、多々あるけど、本気で怒らせると、離婚の危機まで訪れるのではないかと、ヒヤヒヤしてしまう、小心者テギョンがいることを、誰も知らない。
「ミニョ、一緒に、初詣行くか?」
不穏な空気の中、機転を利かせられるのは、ただひとり。
「シヌヒョン、いいんですか?」
「近場だけどね」
「はい、行きます」
人々でごった返す、その場所に、大人気グループA.N.JELLのメンバーがいるなんて、誰が思うのだろうか…。
なんとか、お賽銭を入れ、祈るメンバー。
「お前は、何を願ったんだ?」
「もちろん、皆さんの健康と、ツアーの成功と……あと、ユエとソラが、病気なく、元気で良い子に育つように…あと、これは、いつも思うことですけど、オッパの健康、やっぱり、少しでも、アレルギーや好き嫌いがなくなりますように。それと、ずっと、オッパと一緒にいられますように……」
頬を赤く染め、恥じらいながら、ミニョが答える。
「欲張りだな、お前は…でも、ヒトのことばかり願って…じゃあ、仕方ない。オレは、お前の健康と、お前の1年の幸せを願う。でも、お前を幸せにしてやれるのは、神様じゃなくて、このオレだけどな」
「うふふ…ありがとうございます。今年も、よろしくお願いしますね、オッパ」
「今年もじゃなく、ずっとだろ?」
「そうですね、ずっと、よろしくお願いします。」
「……今年、もうひとり、増やすか?」
「はい?」
「家族は、多い方が、楽しいだろ?」
顔を真っ赤にしているミニョと、ニンマリと幸せな未来予想図を描くテギョン。
ファン家に、新たな家族が増えるのか、それは、神様、いや、コウノトリに頼むべき…?
その前に、今年も、ふたりにとって、良い1年になりますように……。
どうぞ、お幸せに。
★★☆☆
お隣の韓国では、旧暦のお正月を盛大にお祝いするらしく、新暦のお正月は、1日のみ公休になるそうです。日本のお正月の祝い方、あちらの祝い方が違うと思うので、今回のハナシは、日本の行事を元に書かせていただきましたので、ご了承くださいませ。
それでは、どうぞ。
「happiness」
「相変わらず」
12月31日
毎年恒例のA.N.JELLカウントダウンコンサート。
たくさんのファンたちと共に、新年を祝い、無事、コンサートを終え、控え室に戻ると、ミニョが待っていた。
「ミニョ~!!」
ミニョの顔を見ると、毎度のように、抱きついてしまうジェルミ。これは、もう病気というしかない。そして、いつものように、呆れながら、ジェルミの肩を掴むシヌとミナム。旦那のテギョンは、何も言わず、ギロリとカエルを睨むヘビのように、ジェルミを睨んでいると、身体をビクッと震わすカエルのジェルミ。寒気、いや、殺気を感じたんだろう…。慌てて、ミニョから離れる。
「皆さん、コンサートお疲れ様でした。明けましておめでとうございます」
そんなことは、お構い無しに、ニッコリと微笑みながら、ペコリと頭を下げるミニョに、殺気を帯びていたテギョンの顔が、にんまりと頬が弛むのを、ホッとしながら見ているジェルミ。
「おめでとう、ミニョ。子どもたちは…?」
「オッパの実家に預けています。ヒヨナさんとファランさんが、『後は、任せて、アナタは、行ってきなさい』っておっしゃってくれたので、お言葉に甘えてしまいました。」
「…そうか、久々に、ふたりっきりだな、ミニョ」
あの"皇帝"ファン・テギョンの顔は、何処にいってしまったのか、意味深に、ニヤリと嬉しそうに口角をあげ、ミニョを抱き寄せる。
「もう……」
困ったように、プクッと頬を膨らますミニョ。
ふたりの周りには、ピンクのハートが飛び交い、そこに誰がいようと、お構い無しに、ふたりっきりの世界に入り込んでしまう。
テギョンが、ミニョにキスをしようと顔を迫らせている。
とうとう、そこにいるのが、いたたまれなくなってきた3人。
自分たちがいることをアピールするため、物音をたてたり、大きな咳払いをしている。
「……あの……オッパ」
ミニョが顔を真っ赤にしながら、テギョンの迫ってくる唇を手で押さえている。
「なんだよ」
ミニョにキスを拒否られ、不機嫌なテギョン。
「皆さんが……」
チラッと、ミニョが、3人に視線をうつす。
「チッ、なんだよ、お前ら、まだ、いたのかよ」
舌打ちしながら、3人を睨むテギョン。
「はぁ?TPOをくらい、わきまえろ、常識だろ!!エロテギョン!!(`□´)」
「コ・ミナム!!(*`Д´)ノ!!!」
ヘビ(テギョン)とマングース(ミナム)のにらみ合い。
「オッパもお兄ちゃんもやめてください!!」
ミニョの一喝でおとなしくなるテギョン。
ヒトが羨むモノをすべて持ち、恐いモノなしと謳われている"皇帝"ファン・テギョン。そのテギョンの唯一の弱点。
一番、恐れていて、一番、弱いモノ、それは、奥様のミニョ。
ミニョを遊び半分で、弄ったり、イタズラをして、ミニョを拗ねらせ、怒らせるときは、多々あるけど、本気で怒らせると、離婚の危機まで訪れるのではないかと、ヒヤヒヤしてしまう、小心者テギョンがいることを、誰も知らない。
「ミニョ、一緒に、初詣行くか?」
不穏な空気の中、機転を利かせられるのは、ただひとり。
「シヌヒョン、いいんですか?」
「近場だけどね」
「はい、行きます」
人々でごった返す、その場所に、大人気グループA.N.JELLのメンバーがいるなんて、誰が思うのだろうか…。
なんとか、お賽銭を入れ、祈るメンバー。
「お前は、何を願ったんだ?」
「もちろん、皆さんの健康と、ツアーの成功と……あと、ユエとソラが、病気なく、元気で良い子に育つように…あと、これは、いつも思うことですけど、オッパの健康、やっぱり、少しでも、アレルギーや好き嫌いがなくなりますように。それと、ずっと、オッパと一緒にいられますように……」
頬を赤く染め、恥じらいながら、ミニョが答える。
「欲張りだな、お前は…でも、ヒトのことばかり願って…じゃあ、仕方ない。オレは、お前の健康と、お前の1年の幸せを願う。でも、お前を幸せにしてやれるのは、神様じゃなくて、このオレだけどな」
「うふふ…ありがとうございます。今年も、よろしくお願いしますね、オッパ」
「今年もじゃなく、ずっとだろ?」
「そうですね、ずっと、よろしくお願いします。」
「……今年、もうひとり、増やすか?」
「はい?」
「家族は、多い方が、楽しいだろ?」
顔を真っ赤にしているミニョと、ニンマリと幸せな未来予想図を描くテギョン。
ファン家に、新たな家族が増えるのか、それは、神様、いや、コウノトリに頼むべき…?
その前に、今年も、ふたりにとって、良い1年になりますように……。
どうぞ、お幸せに。
★★☆☆