「美男2」
「本日のスクープ」
*6*
リビングでは、ミナムが、珍しくテレビを観ていた。
『今世紀最大の大告白!!ファン・テギョンのハートを射止めた相手は、一体、誰なのか!?』
そんなテロップが大きく表示され、司会者と芸能記者が話をしている。
司会者「朝から、驚きました。新聞各誌、一面に堂々と報道されていましたね。」
芸能記者「そうですね。人気絶大のA.N.JELLのリーダーファン・テギョンさんの新しい恋の噂ですからね」
司会者「確か、ファン・テギョンさんは、つい最近、ユ・ヘイさんと破局したばかりですよね?」
芸能記者「そうですよね。ユ・ヘイさんの事務所によると、お互い、仕事が忙しく、会えなかったのが原因だと…」
司会者「ユ・ヘイさんと別れたあとに出会った女性なのでしょうか?関係者によると、同じグループのコ・ミナムさんの妹に似ていたという情報も入っていますが…」
芸能記者「まだ、詳しい情報が入っていないのですが、本日、急遽、記者会見を開くようなので、聞いてみたいと思います」
司会者「次の話題は…俳優のチャン・グンソクさん…」
ミナムが、テレビを消す。
ミナム「はぁ……さすがだね。我らがリーダー、ファン・テギョン!!すごい騒ぎになってる。でも、関係者って、一体、誰のこと…?」
シヌ「関係者なんて、出鱈目だ。ちょっと関わりがあっただけで、すぐに関係者になってしまうからね」
ジェルミ「あぁ、もう、合宿所も記者で囲まれてる。ジョリーを散歩にも連れてってあげられないよ…」
ミナム「うぅ…ん、どうやって、ミニョをここから出すんだ?こんな騒ぎの中…」
そんな中、シャワーを浴びたテギョンが、階段を下りてくる。
「おっ、主役の御出座しだな!!スゴイ騒ぎになってるぞ!!」
ミナムが冷やかすが、テギョンは気にせずに、冷蔵庫から水を取りだし、飲んでいる。
「あれ?ミニョは…?」
ジェルミが、キョロキョロと、ミニョを探す。
「アイツなら、まだ、布団に潜ってる」
テギョンが、口に手を当て、クスッと笑う。
「ま、まさか…ヤッ…」
「誤解するな!!何も、してない!!そこまで、手は早くない!!」
ミナムが全てを言う前に、テギョンが、ミナムの言葉を遮った。
「はぁ…それは、良かったけど、いいの?それで?半年以上は、お預けになるんだよ」
ミナムが、ニヤリと笑っている。
「フン、お前には、口出しされたくない!!」
テギョンが、水のビンを持ったまま、ズカスガと階段を上っていく。
「あぁ、ミナムのバカ!!ヒョンを、刺激させないでよ!!」
「あはは。大丈夫だって。ミニョは、なんも知らないんだからさ。」
「そういう問題じゃなくてさ…(あとで、とばっちりがくるに決まってる!!)」
シヌが、朝のお茶タイムを終え、立ち上がった。
「さぁ、二人とも、おふざけは、これくらいにして、まずは……」
★☆☆★
「本日のスクープ」
*6*
リビングでは、ミナムが、珍しくテレビを観ていた。
『今世紀最大の大告白!!ファン・テギョンのハートを射止めた相手は、一体、誰なのか!?』
そんなテロップが大きく表示され、司会者と芸能記者が話をしている。
司会者「朝から、驚きました。新聞各誌、一面に堂々と報道されていましたね。」
芸能記者「そうですね。人気絶大のA.N.JELLのリーダーファン・テギョンさんの新しい恋の噂ですからね」
司会者「確か、ファン・テギョンさんは、つい最近、ユ・ヘイさんと破局したばかりですよね?」
芸能記者「そうですよね。ユ・ヘイさんの事務所によると、お互い、仕事が忙しく、会えなかったのが原因だと…」
司会者「ユ・ヘイさんと別れたあとに出会った女性なのでしょうか?関係者によると、同じグループのコ・ミナムさんの妹に似ていたという情報も入っていますが…」
芸能記者「まだ、詳しい情報が入っていないのですが、本日、急遽、記者会見を開くようなので、聞いてみたいと思います」
司会者「次の話題は…俳優のチャン・グンソクさん…」
ミナムが、テレビを消す。
ミナム「はぁ……さすがだね。我らがリーダー、ファン・テギョン!!すごい騒ぎになってる。でも、関係者って、一体、誰のこと…?」
シヌ「関係者なんて、出鱈目だ。ちょっと関わりがあっただけで、すぐに関係者になってしまうからね」
ジェルミ「あぁ、もう、合宿所も記者で囲まれてる。ジョリーを散歩にも連れてってあげられないよ…」
ミナム「うぅ…ん、どうやって、ミニョをここから出すんだ?こんな騒ぎの中…」
そんな中、シャワーを浴びたテギョンが、階段を下りてくる。
「おっ、主役の御出座しだな!!スゴイ騒ぎになってるぞ!!」
ミナムが冷やかすが、テギョンは気にせずに、冷蔵庫から水を取りだし、飲んでいる。
「あれ?ミニョは…?」
ジェルミが、キョロキョロと、ミニョを探す。
「アイツなら、まだ、布団に潜ってる」
テギョンが、口に手を当て、クスッと笑う。
「ま、まさか…ヤッ…」
「誤解するな!!何も、してない!!そこまで、手は早くない!!」
ミナムが全てを言う前に、テギョンが、ミナムの言葉を遮った。
「はぁ…それは、良かったけど、いいの?それで?半年以上は、お預けになるんだよ」
ミナムが、ニヤリと笑っている。
「フン、お前には、口出しされたくない!!」
テギョンが、水のビンを持ったまま、ズカスガと階段を上っていく。
「あぁ、ミナムのバカ!!ヒョンを、刺激させないでよ!!」
「あはは。大丈夫だって。ミニョは、なんも知らないんだからさ。」
「そういう問題じゃなくてさ…(あとで、とばっちりがくるに決まってる!!)」
シヌが、朝のお茶タイムを終え、立ち上がった。
「さぁ、二人とも、おふざけは、これくらいにして、まずは……」
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