「美男2」
「シスコン」
*3*
「ココに、泊まれってさ。でも、オレの部屋、今、入れないんだよ。他、当たって。」
ミナムが、ミニョに、手を合わせながら、謝ってるが、全く、悪びれた様子は、ない。
「入れないって…どういうことなの?」
ミニョが、首を傾げている。
「あぁ…ミナムの部屋は、最初は、ミジャおばさんも、片付けてたんだけど、片付けても、片付けても、すぐに、足の踏み場さえなくして、しかも、ベッドの上まで荷物で溢れて…入れるような状態じゃないんだよ…で、今、ミナムは、リビングのソファーで寝起きしてるんだよ」
ジェルミが、代わりに答える。
「お兄ちゃん、昔から、片付けが苦手でしたから…。何処でもいいです。一晩だけなんで…。地下室でも、掛けるモノ貸して頂ければ…眠れますから。」
ミニョは、遠慮がちに、そう答える。
「そんなんじゃ、身体が休まらないよ。明日から、長旅になるんだから。良かったら、部屋、貸そうか?別に、ジェルミの部屋で寝ても構わないし…」
シヌが優しく、ミニョに気を遣う。
「大丈夫です。シヌヒョン。シヌヒョンこそ、お疲れのハズです。ゆっくり、自分の部屋で、休んでください」
ミニョが、首を横に振る。
それまで、黙って聞いていたテギョン。
「……コ・ミニョ、オレの部屋に来い。」
前にも、テギョンは、同じような台詞を口にしたことがあった。
が、今回は、状況が違う。
テギョンは、内心、ドキドキしながらも、なんとか、ポーカーフェイスを保っていた。
「えっ…どうしよう…」
ミニョは、顔を真っ赤にしながら、返事に困っていた。
「そんなの、ダメに決まってるじゃないか!!ミナム、なんか、言ってやって!!」
ジェルミが、大声をあげて、大反対しながらも、テギョンを恐れてか、ミナムの後ろに隠れてしまう。
「別に、いいんじゃない?どうせ、半年は、離れ離れなんだからさ。スキにすればいいさ。でも、ファン・テギョン!!妹には、まだ、手を出すなよ!!」
ミナムは、反対はしなかったが、テギョンを見据え、真っ直ぐ指すと言い切った。
「あぁ、わかった。」
テギョンが、一瞬だけ口角をあげながら笑うと、ミニョの手を少し強引に引っ張りながら、階段を上がっていく。
ミニョは、あたふたしながら、テギョンについていくしかない。
ふたりが「恋人」だということをハッキリと見せつけられたような気がして、シヌは、ふたりの後ろ姿を見つめながら、小さなため息を漏らした。ジェルミも、寂しそうな顔をしている。
ジェルミの肩を組みながら、ジェルミの肩をポンポンと叩くミナム。
「ねぇ、ミナム。本当に、いいの?」
「別に…いいんじゃない。オレが、ミニョのことを、どうこう言ったって、変えられないことがあるだけのハナシ。」
「意外に、オトナなんだ」
「意外って、どういうことだよ?」
「もっと、シスコンだと思ってた。」
「確かに、気にはなる。当たり前だろ?オレは、アイツのアニキでありながら、父ちゃんでもあったんだからな。でも、テギョン!!まだ、結婚は、許してないからなぁぁ!!まだ、"おじさん"って言われたかねぇーぞ!!」
ミナムが、興奮のあまり、ジェルミの首を締め、ヘッドロックしていた。
「うぅ…苦しぃ…」
……やっぱり、シスコンだぁ…と、意識を失いながら思う、ジェルミなのでした…。
★☆☆★
風邪っぴき、継続中…。
(つд;*)
いつになったら、ミニョは、アフリカに旅立つのか…そんなカンジで、ゆっくりとハナシが進んでいきます。( ̄▽ ̄;)
「シスコン」
*3*
「ココに、泊まれってさ。でも、オレの部屋、今、入れないんだよ。他、当たって。」
ミナムが、ミニョに、手を合わせながら、謝ってるが、全く、悪びれた様子は、ない。
「入れないって…どういうことなの?」
ミニョが、首を傾げている。
「あぁ…ミナムの部屋は、最初は、ミジャおばさんも、片付けてたんだけど、片付けても、片付けても、すぐに、足の踏み場さえなくして、しかも、ベッドの上まで荷物で溢れて…入れるような状態じゃないんだよ…で、今、ミナムは、リビングのソファーで寝起きしてるんだよ」
ジェルミが、代わりに答える。
「お兄ちゃん、昔から、片付けが苦手でしたから…。何処でもいいです。一晩だけなんで…。地下室でも、掛けるモノ貸して頂ければ…眠れますから。」
ミニョは、遠慮がちに、そう答える。
「そんなんじゃ、身体が休まらないよ。明日から、長旅になるんだから。良かったら、部屋、貸そうか?別に、ジェルミの部屋で寝ても構わないし…」
シヌが優しく、ミニョに気を遣う。
「大丈夫です。シヌヒョン。シヌヒョンこそ、お疲れのハズです。ゆっくり、自分の部屋で、休んでください」
ミニョが、首を横に振る。
それまで、黙って聞いていたテギョン。
「……コ・ミニョ、オレの部屋に来い。」
前にも、テギョンは、同じような台詞を口にしたことがあった。
が、今回は、状況が違う。
テギョンは、内心、ドキドキしながらも、なんとか、ポーカーフェイスを保っていた。
「えっ…どうしよう…」
ミニョは、顔を真っ赤にしながら、返事に困っていた。
「そんなの、ダメに決まってるじゃないか!!ミナム、なんか、言ってやって!!」
ジェルミが、大声をあげて、大反対しながらも、テギョンを恐れてか、ミナムの後ろに隠れてしまう。
「別に、いいんじゃない?どうせ、半年は、離れ離れなんだからさ。スキにすればいいさ。でも、ファン・テギョン!!妹には、まだ、手を出すなよ!!」
ミナムは、反対はしなかったが、テギョンを見据え、真っ直ぐ指すと言い切った。
「あぁ、わかった。」
テギョンが、一瞬だけ口角をあげながら笑うと、ミニョの手を少し強引に引っ張りながら、階段を上がっていく。
ミニョは、あたふたしながら、テギョンについていくしかない。
ふたりが「恋人」だということをハッキリと見せつけられたような気がして、シヌは、ふたりの後ろ姿を見つめながら、小さなため息を漏らした。ジェルミも、寂しそうな顔をしている。
ジェルミの肩を組みながら、ジェルミの肩をポンポンと叩くミナム。
「ねぇ、ミナム。本当に、いいの?」
「別に…いいんじゃない。オレが、ミニョのことを、どうこう言ったって、変えられないことがあるだけのハナシ。」
「意外に、オトナなんだ」
「意外って、どういうことだよ?」
「もっと、シスコンだと思ってた。」
「確かに、気にはなる。当たり前だろ?オレは、アイツのアニキでありながら、父ちゃんでもあったんだからな。でも、テギョン!!まだ、結婚は、許してないからなぁぁ!!まだ、"おじさん"って言われたかねぇーぞ!!」
ミナムが、興奮のあまり、ジェルミの首を締め、ヘッドロックしていた。
「うぅ…苦しぃ…」
……やっぱり、シスコンだぁ…と、意識を失いながら思う、ジェルミなのでした…。
★☆☆★
風邪っぴき、継続中…。
(つд;*)
いつになったら、ミニョは、アフリカに旅立つのか…そんなカンジで、ゆっくりとハナシが進んでいきます。( ̄▽ ̄;)