★こちらは、一度、アメンバー様限定でアップしたハナシになります。中身は、一緒ですので…。★

アメンバーのみなさま、こんにちわ。

★試作品をアメンバー様に公開させていただきます。
いつもとテイストが、違うので、自信がありません。
なので、「試作品」ということで、お願いします。

なお、パラレルのハナシなので、ドラマの設定や、私のハナシとは、関係がありません。

ご了承の上、どうぞ、お読みくださいませ。

・’゜☆・’゜☆.・'☆



いつも、私は、ひとり。
ちっぽけなバーのステージで歌っている。

私の母も、昔、このバーで、歌っていた。

母は、このバーで、私の父親に出逢い、母は、恋に落ちた。でも、父親は、妻帯者だったのだ。
それでも、ふたりの心は、強く惹かれ合ってしまい、そのうち、母は、私を身籠った。
母は、私を産むために、このバーから、ひっそりと姿を消し、女手ひとつで、私を育ててくれた。
でも、もう、この世に、母は、いない。
数年前に、病気で亡くなった。
母が、病床に伏せているとき、私は、母に聞いた。


「ねぇ、お母さんは、幸せだったの?」

母は、ニッコリ微笑みながら、か細い声で言った。

「もちろん、幸せよ。あなたのお父さんにも会えたし、あなたにも出会えたわ。」

母は、一度も、父親の名前を出すことは、なかった。ただ、とても有名な人らしく、お星さまのように、眩しい光のように輝いていたと、まるで、恋をした少女のように、頬を赤く染めながら、話していた。

最期、母は、病気で細くなってしまった手で、私の手を握った。

「お願い、約束して。もし、誰かに、あなたのお父さんについて教えてもらっても、いつか、あなたが、お父さんに会ったとしても、親子だと、名乗ってはいけないわ。それは、悲しいことかもしれない。でも、私たち、母子(おやこ)のことで、あのヒトを苦しめたくないの。あなたには、本当に、不自由な、思いばかりさせて、悪いと思ってる。でも、わかって。ごめんね。これだけは、わかって。あなたを愛してるわ。あなたのそばには、いられないけど、これからも、あなたが、幸せと共に生きられるように、見守っているからね」

私は、母が亡くなったあと、母が働いていたバーを探した。

「あぁ、コ・ミニョさん。覚えているよ。いつも、このバーで歌っていたんだ。透明で、清らかな声の持ち主だったよ」

やっと、何軒か回って見つけた場所は、ホテルのラウンジにある、ちっぽけなバーだった。



☆★☆★

これまで、書いたことがない、ハナシを書いてみました。
このまま、続きを書いていいものか、うぅ…ん、悩んでいます。ちなみに、続きは、時代を遡って、ミニョのハナシになります。
まだ、タイトルも決まってません。
とりあえず、頭の中にあるハナシを出してみただけで、もし、このハナシの続きを読みたい方、是非、コメントくださいね。
ドキドキしながら、結果を待つとします。
((((;゜Д゜)))