「happiness」
「life」
*5*
ミニョのつわりがおさまる頃、8月のユエの誕生日が近付いていた。
「やっぱ、バースデーパーティーしなきゃ!!あと、ミニョのお祝いも!!」
お祝い隊長・ジェルミによって、パーティーが決定。
8月の最初のオフを利用して、テギョン宅でパーティーを開くことになった。
買い出しは、人があまりいない夜に、テギョン、ユエ、シヌ、ジェルミ、ミナム、男どもが、ぞろぞろと、大型スーパーへ入っていく。
テギョンは、ユエをカートに乗せると、ミニョに渡された買い物メモとにらめっこしながら、カートに入れていく。
シヌ、ジェルミ、ミナムは、パーティーに必要な材料を買う。
「とりあえず、アルコール、ジュース、肉、ねぇ、ヒョン、アイス買っていい?」
次々、思い付いたモノを、どんどん、カートに入れていく。
「ねぇ、スイカも買おうよ!!」
テギョンとユエは、というと…
「あっ、パパが、いりゅ(る)よ!!」
ユエが指差す場所には、テギョンの大きなパネルがあった
「あぁ、コレは、最近、撮った、洗剤のCMだな」
真っ白いシャツを着たテギョンが、洗剤を持っている大きなパネルもある。
"キミに、毎日、洗ってもらいたいから"
そんなキャッチコピーで売られている洗剤。
家庭を持っているテギョンには、最近、洗剤など、家庭用品のCMに起用されることが、しばしばあった。
この洗剤の売れ行きは好調で、テギョンは、スポンサーから、"感謝のしるし"として、たくさん、洗剤を貰っていた。
ミニョが、「嬉しいです。毎日、使うモノだから、助かります。」と言って、毎日、この洗剤を使っている。
「ねぇ、パパは、しゅごいの?」
「あぁ、スゴイに決まってるだろ!!」
「そうなんだぁ。しゅごいねぇ、パパ。」
まだ、父親が、韓国一の人気アイドルだとは、知らないユエ。
「あっ!!ジェルミ!!」
今度は、お菓子売り場で、ジェルミを見つけるユエ。
棒つきキャンディーを口にくわえている。
「ねぇ、パパ。ジェルミも、しゅごい?」
「いや、パパの方がスゴイ」
「ふーん。ねぇ、パパ、ジェルミのキャンディーほしい」
「ダメだ。アイス、買っただろ。あまり買うと、ママに叱られるぞ」
「いやぁ!!ほしい!!」
口を尖らすユエ。
どうやら、父親の似なくてもいいクセが似てしまった…らしい。
同じく、口を尖らせながら、クイクイと口を動かしながら考える、テギョン。
これで、買わないでいると、グズり、あとが大変なことを知っているため、テギョンは、折れるしかない。
「わかった、一本だけだぞ」
すぐに許可が出ると、ニコニコするユエ。
「さぁ、もう、帰ろ。ママが待ってる」
レジで支払いを済ませると、抱えきれない荷物を抱えた3人がいた。
「あぁーー重たい!!誰だよ!!スイカ、買ったの!!」
大きな丸ごとスイカを持っているミナム。
「夏は、スイカだろ。」
「じゃあ、ジェルミが持てよ!!」
「無理だって。もう持てない!!」
「あっ!!ヒョン!!オレが、ユエとヒョンの荷物、持つから、代わってよ!!」
こういう時ばかり、テギョンをヒョン(兄貴)と呼ぶミナム。
「いやだ」
テギョンは、ユエを抱き上げ、ミニョに頼まれた分だけ買い物をした荷物を、軽々と片手で持つと、さっさと、駐車場に戻っていく。
「オレたちも行こう」
シヌに促され、あの韓国一のアイドルが、重たい荷物に腰を丸めながら、3人は歩きました、とさ。
★☆★☆
次回は、ユエのお誕生日パーティーをお送りします。
今後の予定としては、「Honey moon」の最終話に少しだけ書いた、家族旅行の模様を書けたらいいなぁと思っています。
「life」
*5*
ミニョのつわりがおさまる頃、8月のユエの誕生日が近付いていた。
「やっぱ、バースデーパーティーしなきゃ!!あと、ミニョのお祝いも!!」
お祝い隊長・ジェルミによって、パーティーが決定。
8月の最初のオフを利用して、テギョン宅でパーティーを開くことになった。
買い出しは、人があまりいない夜に、テギョン、ユエ、シヌ、ジェルミ、ミナム、男どもが、ぞろぞろと、大型スーパーへ入っていく。
テギョンは、ユエをカートに乗せると、ミニョに渡された買い物メモとにらめっこしながら、カートに入れていく。
シヌ、ジェルミ、ミナムは、パーティーに必要な材料を買う。
「とりあえず、アルコール、ジュース、肉、ねぇ、ヒョン、アイス買っていい?」
次々、思い付いたモノを、どんどん、カートに入れていく。
「ねぇ、スイカも買おうよ!!」
テギョンとユエは、というと…
「あっ、パパが、いりゅ(る)よ!!」
ユエが指差す場所には、テギョンの大きなパネルがあった
「あぁ、コレは、最近、撮った、洗剤のCMだな」
真っ白いシャツを着たテギョンが、洗剤を持っている大きなパネルもある。
"キミに、毎日、洗ってもらいたいから"
そんなキャッチコピーで売られている洗剤。
家庭を持っているテギョンには、最近、洗剤など、家庭用品のCMに起用されることが、しばしばあった。
この洗剤の売れ行きは好調で、テギョンは、スポンサーから、"感謝のしるし"として、たくさん、洗剤を貰っていた。
ミニョが、「嬉しいです。毎日、使うモノだから、助かります。」と言って、毎日、この洗剤を使っている。
「ねぇ、パパは、しゅごいの?」
「あぁ、スゴイに決まってるだろ!!」
「そうなんだぁ。しゅごいねぇ、パパ。」
まだ、父親が、韓国一の人気アイドルだとは、知らないユエ。
「あっ!!ジェルミ!!」
今度は、お菓子売り場で、ジェルミを見つけるユエ。
棒つきキャンディーを口にくわえている。
「ねぇ、パパ。ジェルミも、しゅごい?」
「いや、パパの方がスゴイ」
「ふーん。ねぇ、パパ、ジェルミのキャンディーほしい」
「ダメだ。アイス、買っただろ。あまり買うと、ママに叱られるぞ」
「いやぁ!!ほしい!!」
口を尖らすユエ。
どうやら、父親の似なくてもいいクセが似てしまった…らしい。
同じく、口を尖らせながら、クイクイと口を動かしながら考える、テギョン。
これで、買わないでいると、グズり、あとが大変なことを知っているため、テギョンは、折れるしかない。
「わかった、一本だけだぞ」
すぐに許可が出ると、ニコニコするユエ。
「さぁ、もう、帰ろ。ママが待ってる」
レジで支払いを済ませると、抱えきれない荷物を抱えた3人がいた。
「あぁーー重たい!!誰だよ!!スイカ、買ったの!!」
大きな丸ごとスイカを持っているミナム。
「夏は、スイカだろ。」
「じゃあ、ジェルミが持てよ!!」
「無理だって。もう持てない!!」
「あっ!!ヒョン!!オレが、ユエとヒョンの荷物、持つから、代わってよ!!」
こういう時ばかり、テギョンをヒョン(兄貴)と呼ぶミナム。
「いやだ」
テギョンは、ユエを抱き上げ、ミニョに頼まれた分だけ買い物をした荷物を、軽々と片手で持つと、さっさと、駐車場に戻っていく。
「オレたちも行こう」
シヌに促され、あの韓国一のアイドルが、重たい荷物に腰を丸めながら、3人は歩きました、とさ。
★☆★☆
次回は、ユエのお誕生日パーティーをお送りします。
今後の予定としては、「Honey moon」の最終話に少しだけ書いた、家族旅行の模様を書けたらいいなぁと思っています。