短編
イケメン版
「カエルの王子様」
*2*
ミニョ姫とお城へと向かったカエル。
カエルのくせに、遠慮を知らないカエル。
その、傍若無人の態度は、お城にいるモノたちを、困らせてしまいます。
出された食事にも、カエルは、文句を言います。
「この料理は、マズイ!!」
とか、
「オレは、野菜がキライだ!!」
カエルは、ミニョ姫の召し使いはおろか、ミニョ姫も、少し、困惑してしまいます。
「姫さま、そろそろ、おやすみの時間ですよ」
少し俯き加減のミニョ姫を気づかい、召し使いは、ミニョを寝室へと連れていきます。
その後ろを、なぜか、カエルも付いていきます。
「おやすみなさいませ、姫さま」
寝室には、ミニョ姫とカエルだけ。
「あ、あの…カエルさん、私、寝ますので、お部屋から出て行ってほしいのですが…」
ミニョが、モジモジと困ったように、カエルに告げます。
「よし、ふたりきりになったな。お前に頼みがある。」
ミニョが、困っているのに、全く、お構い無しのカエル。
「頼み…ですか?その、頼みを聞いたら、出て行ってくれますか…?」
「あぁ」
カエルが、頷きます。
「……わかりました。では、どうぞ、申し付けくださいませ。」
意を決したように、頷くミニョは、カエルの話に耳を傾けます。
「実は、オレは、ある国の王子だ。」
疑うような目を、カエルに向けるミニョ。
「ウソじゃない!!魔法で、カエルの姿に変えられてしまったんだ!!治す方法は、ひとつ!!オレに、キスをしろ!!」
☆★☆★
のんびり更新してます。
あと、1話で終わります。
イケメン版
「カエルの王子様」
*2*
ミニョ姫とお城へと向かったカエル。
カエルのくせに、遠慮を知らないカエル。
その、傍若無人の態度は、お城にいるモノたちを、困らせてしまいます。
出された食事にも、カエルは、文句を言います。
「この料理は、マズイ!!」
とか、
「オレは、野菜がキライだ!!」
カエルは、ミニョ姫の召し使いはおろか、ミニョ姫も、少し、困惑してしまいます。
「姫さま、そろそろ、おやすみの時間ですよ」
少し俯き加減のミニョ姫を気づかい、召し使いは、ミニョを寝室へと連れていきます。
その後ろを、なぜか、カエルも付いていきます。
「おやすみなさいませ、姫さま」
寝室には、ミニョ姫とカエルだけ。
「あ、あの…カエルさん、私、寝ますので、お部屋から出て行ってほしいのですが…」
ミニョが、モジモジと困ったように、カエルに告げます。
「よし、ふたりきりになったな。お前に頼みがある。」
ミニョが、困っているのに、全く、お構い無しのカエル。
「頼み…ですか?その、頼みを聞いたら、出て行ってくれますか…?」
「あぁ」
カエルが、頷きます。
「……わかりました。では、どうぞ、申し付けくださいませ。」
意を決したように、頷くミニョは、カエルの話に耳を傾けます。
「実は、オレは、ある国の王子だ。」
疑うような目を、カエルに向けるミニョ。
「ウソじゃない!!魔法で、カエルの姿に変えられてしまったんだ!!治す方法は、ひとつ!!オレに、キスをしろ!!」
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のんびり更新してます。
あと、1話で終わります。