短編

イケメン版

「カエルの王子様」

*1*


ある国のお城に、「ミニョ」と言う名前の姫がいました。
ミニョ姫は、お城近くの森にある泉へと散歩に出掛けます。
残念ながら、ちょっとドジなミニョ姫。
石につまずいて転んでしまい、大事な指輪を、泉の中に落としてしまいます。

「ど、どうしよう…大事な指輪なのに…うぅ…」

グスグス泣き出すミニョ姫。

「ケロ…ケロケロ…ケーロ!!」

泣いているミニョ姫のそばに、一匹のカエルが近寄ってきます。

「カエルさん、どうしたの…?」

「ケロケロ~ケロ!!ケッケロケ!!」

「ん??…(・・;)))」

(ミニョ姫さま、カエル語、わからないですよね。人間語にしましょう…)

「ったく…うるさいんだよ!!昼寝のジャマしやがって!!」

「あぁ…ごめんなさい」

なぜか、このカエル、カエルのくせに、目付きが悪いのです…。

「お前だろ…?コレ、落としたの」

カエルの首には、ミニョ姫の指輪がありました。

「カエルさん、ありがとう」

嬉しそうにニコッと笑うミニョ。
カエルの首から、指輪を外します。

「お前、オレに感謝しているんだったら、お礼をしろ!!豪華な食事が食べたい!!」

カエルのくせに、傲慢なカエル、それでも、ミニョは、素直に「はい」と返事をすると、カエルをお城へと連れていきました。



☆★★☆

お休み中ですが、ハナシを思い付いたので、更新しますね。(´∀`)

元は、グリム童話「カエルの王さま」です。
ちょっと、ストーリーをアレンジしながら書いています。