「Honey moon」
*16*
「ムーンライト・セレナーデ」
ふたりは、オレンジ色の夕陽が、海へと沈む、美しい光景を見ながら、ホテルに戻り、レストランで、ディナーを食べた。
そのあと、星空を見上げるため、部屋に戻り、テラスへと出ていく。
オーシャンビューの部屋だったが、真っ暗で、海は見えなかったが、波の音だけが、聞こえていた。
そして、頭上には、月と星が寄り添うように、輝いていた。
月と星のように、ふたり寄り添って、星空を見上げる。
ふたりだけの時間が、ゆっくりと過ぎていく。
「…中に入ろ」
テギョンに耳元で囁かれ、促されて、部屋の中に入る。
急に、ドキドキと早鐘のように鳴り出すミニョの心臓をよそに、バスルームへと入っていく、テギョン。
すぐに聞こえてくる、シャワーの流れる水の音。
その音が、やけに大きく部屋中に響く。
オロオロしながら、ミニョは、ソファーに座った。
ガチャ…
バスルームから出てくるテギョン。
バスローブを羽織り、頭に、タオルを被って、ゴシゴシと水気を取るように、拭いている。
「…ミニョ」
テギョンに呼ばれても、気付かない、ミニョ。
テギョンが、口を尖らせながら、ミニョの背後に近付く。
「ミニョ!!」
「はい!!」
テギョンに、突然、大声で呼ばれて、肩をビクッとさせながら、返事をするミニョ。
「…風呂、入ってこい。お前のスキな泡風呂にしてやったぞ…」
コクコクと何度も頷きながら、ミニョが、スッと立ち上がると、バスルームに向かった。
そんなミニョを見ながら、クスクス笑い出すテギョン。
"ふぅー"
長い息を吐きながら、泡いっぱいのバスタブに入るミニョ。
ブクブク…….。o○
泡の中へと沈んでいくミニョの身体。
"あぁ…どうしよう…もう…ダメ…心臓がいくつあっても、足らないわ…ドキドキが止まらない…"
色々と、考えていると、逆上(のぼ)せそうになり、慌てて、身体を起こすと、頭と身体を洗い、シャワーで泡を落とした。
バスルームから出ると、備え付けの、大きめのバスローブを羽織った。
タオルで、髪を拭きながら、鏡の中の自分を見つめる。
ドキドキと高鳴る、胸の鼓動。
"はぁ…"
胸に手を当て、緊張を落ち着かせるように、ミニョが、息を吐いた。
ミニョの緊張は極限に近く、背後に迫るテギョンの気配さえ、気付かずにいた。
「…ミニョ?」
テギョンに、背後から抱き締められる、ミニョ。
「出るのが、遅いから、心配したんだぞ…風呂の中で、ぶっ倒れてるんじゃないか、と…」
テギョンが、ミニョをからかうように、クスクス笑っている。
「…すみません…ちょっと…緊張しちゃって…」
「何を今さら…」
微かに震える、ミニョの身体。
テギョンが、ギュッとミニョの身体を引き寄せる。
テギョンの息が、ミニョの耳元をくすぐる。
火照ったように、耳まで真っ赤になるミニョの顔。
テギョンは、わざと、チュッと音を立てるように、ミニョの耳にキスをすると、自分の方に向かせる。
テギョンは、ニヤッと、いたずらっ子のような笑顔を浮かべると、軽々と、ミニョを抱きかかえた。
目をキョロキョロして困ったような顔をしてるミニョに、これ以上にないほどに、あまい表情を浮かべるテギョン。
"あぁ…もう…どうしよう…そ、そうだ…は…鼻、押さえないと…"
ミニョは、ギュッと、鼻の頭を押す。
「お前、いつまで、やるんだよ、それ…」
テギョンが、可笑しそうに、クスクス笑いながら、ミニョのブタ鼻をしている指にキスをすると、ベッドルームへと運んでいった。
★☆★☆
とうとう、ココまで、来ましたね。(*/□\*)
今宵、『アメ限』解禁ですよぉ。
後戻り、出来ませんよぉぉ…
ギャーッ!!ε=ε=ε=ε=ε=┏(゜ロ゜;)┛
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「ムーンライト・セレナーデ」
ふたりは、オレンジ色の夕陽が、海へと沈む、美しい光景を見ながら、ホテルに戻り、レストランで、ディナーを食べた。
そのあと、星空を見上げるため、部屋に戻り、テラスへと出ていく。
オーシャンビューの部屋だったが、真っ暗で、海は見えなかったが、波の音だけが、聞こえていた。
そして、頭上には、月と星が寄り添うように、輝いていた。
月と星のように、ふたり寄り添って、星空を見上げる。
ふたりだけの時間が、ゆっくりと過ぎていく。
「…中に入ろ」
テギョンに耳元で囁かれ、促されて、部屋の中に入る。
急に、ドキドキと早鐘のように鳴り出すミニョの心臓をよそに、バスルームへと入っていく、テギョン。
すぐに聞こえてくる、シャワーの流れる水の音。
その音が、やけに大きく部屋中に響く。
オロオロしながら、ミニョは、ソファーに座った。
ガチャ…
バスルームから出てくるテギョン。
バスローブを羽織り、頭に、タオルを被って、ゴシゴシと水気を取るように、拭いている。
「…ミニョ」
テギョンに呼ばれても、気付かない、ミニョ。
テギョンが、口を尖らせながら、ミニョの背後に近付く。
「ミニョ!!」
「はい!!」
テギョンに、突然、大声で呼ばれて、肩をビクッとさせながら、返事をするミニョ。
「…風呂、入ってこい。お前のスキな泡風呂にしてやったぞ…」
コクコクと何度も頷きながら、ミニョが、スッと立ち上がると、バスルームに向かった。
そんなミニョを見ながら、クスクス笑い出すテギョン。
"ふぅー"
長い息を吐きながら、泡いっぱいのバスタブに入るミニョ。
ブクブク…….。o○
泡の中へと沈んでいくミニョの身体。
"あぁ…どうしよう…もう…ダメ…心臓がいくつあっても、足らないわ…ドキドキが止まらない…"
色々と、考えていると、逆上(のぼ)せそうになり、慌てて、身体を起こすと、頭と身体を洗い、シャワーで泡を落とした。
バスルームから出ると、備え付けの、大きめのバスローブを羽織った。
タオルで、髪を拭きながら、鏡の中の自分を見つめる。
ドキドキと高鳴る、胸の鼓動。
"はぁ…"
胸に手を当て、緊張を落ち着かせるように、ミニョが、息を吐いた。
ミニョの緊張は極限に近く、背後に迫るテギョンの気配さえ、気付かずにいた。
「…ミニョ?」
テギョンに、背後から抱き締められる、ミニョ。
「出るのが、遅いから、心配したんだぞ…風呂の中で、ぶっ倒れてるんじゃないか、と…」
テギョンが、ミニョをからかうように、クスクス笑っている。
「…すみません…ちょっと…緊張しちゃって…」
「何を今さら…」
微かに震える、ミニョの身体。
テギョンが、ギュッとミニョの身体を引き寄せる。
テギョンの息が、ミニョの耳元をくすぐる。
火照ったように、耳まで真っ赤になるミニョの顔。
テギョンは、わざと、チュッと音を立てるように、ミニョの耳にキスをすると、自分の方に向かせる。
テギョンは、ニヤッと、いたずらっ子のような笑顔を浮かべると、軽々と、ミニョを抱きかかえた。
目をキョロキョロして困ったような顔をしてるミニョに、これ以上にないほどに、あまい表情を浮かべるテギョン。
"あぁ…もう…どうしよう…そ、そうだ…は…鼻、押さえないと…"
ミニョは、ギュッと、鼻の頭を押す。
「お前、いつまで、やるんだよ、それ…」
テギョンが、可笑しそうに、クスクス笑いながら、ミニョのブタ鼻をしている指にキスをすると、ベッドルームへと運んでいった。
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