「Honey moon」

*7*

「ショッピング」


思わぬジャマが入りながらも、テギョンは、気を取り直すと、ミニョの腕を掴み、空港を出た。空港から、また、タクシーで、ホテルへと戻ったテギョン。

テギョンが、ミニョのチェックインを済ませていると、ホテルのロビーに、メンバーとマ室長、ワンコーディーが現れる。

「ミニョぉ!!来たんだねぇ!!!嬉しいよぉ!!」

ジェルミが、両手を広げて、一目散に、ミニョの元に駆け寄る。

「…ぅぐ…く…苦しい…」

苦しそうなジェルミの声。
いつものパターンに、チェックインを済ましたテギョンが余裕の顔で、ジェルミの襟を持って阻止している。

「さぁ、みんな、集まったことだし、何、する?」

ミナムが、ニヤリと笑う。

ジェルミ「やっぱり、プールで泳ぎたい!!」

シヌ「水着がないぞ」

ワン「そんなの買いに行けばいいのよ。まずは、ショッピングよ!!ミニョ、行きましょ!!」

ワンに、半ば、強引に腕を掴まれながら、連れて行かれるミニョ。

みるみる、テギョンの口が尖っていく。

「ダンナ、残念ながら、夜までは、ふたりっきりには、させないから。覚悟してね」

ニヤニヤ笑いながらミナムが、テギョンの肩に腕を回す。

テギョンが、ギロッとミナムを睨むと、ミナムの腕を乱暴に払った。

口を尖らせながら、不機嫌オーラを漂わせながら、歩くテギョン。

「ユ・ヘイが仕事で来れなくて、寂しいからって、テギョンに嫌がらせするのはいいが、程ほどにしろ…あとで、大変だぞ」

シヌに、ポンポンと肩を叩かれるミナム。
プクッと頬を膨らませるミナム。でも、止める気は、ない。

A.N.JELLご一行は、まず、近場のショッピングセンターへ。

ワン「さぁ、まずは、水着ね。」

さすがの、A.N.JELL専属スタイリストは、メンバーのサイズは、把握済み。
さっさと、メンバーたちの水着を選んでいく。

「テギョンは、グリーン、シヌは、ブラック、ジェルミは、イエロー、ミナムは、ブルー。あと、フニは、赤かな…あとは、私とミニョ。どれがいいかしら?」

「あ、あの、オンニ…私は…恥ずかしいから…いいですぅ…」

すでに、顔を真っ赤にしながら、首を振るミニョ。

「あら、ダメよ!!そんなこと言っちゃ!!大丈夫!!任せて!!テギョンが喜ぶ水着、選んであげるわよ♪」

色々と並んでいる水着から、いくつかを選んでいく。

「これなんか、カワイイじゃない。ミニョに、きっと似合うわよ。あと、私は、コレかな…?あと、ワンピース買いましょ?リゾートにいるんだから、今、流行りのマキシワンピとか…カワイイわよ!!あぁ…楽しいわぁ!!」

ショッピングにテンションアップのワンコーディーと、少々、押され気味のミニョ。

女子のショッピングに、男子たちは、ただ、呆然と待つしかなかったのです。


…やれやれ
┐(-。ー;)┌


☆★★☆

ミナムの愛しのヘイは、残念ながら、仕事のため、欠席に…。

テギョンとミニョがイチャイチャ、ラブラブするのが悔しくて、見たくなくて、テギョンをイジメてしまうミナムなんですよ。
でも、元から、テギョンをイジメるのが、スキなんで、楽しんでいるようですね。

さぁ、そんな、テギョンに、ふたりっきりの夜は、やってくるのか!!??

ちなみに、私、沖縄に行ったことがないんで、イメージでお送りしてます。
…すみません。