イケメン版

「三銃士」

*32*




テギョンが、スタスタと歩いていると、後ろから、足音が聞こえます。

気になって、後ろを振り向くテギョン。
そこには、追い払ったはずのミナムの姿がありました。
ミナムの姿を見るなり、口先が尖っていくテギョン。

「おい!!お前、なんで、付いてくるんだよ!!」

テギョンが、ミナムを睨み付けます。

「えっ…いや、だって、宿舎に帰らないといけないんで、帰り道は同じですよね…」

フンと鼻息荒く、ズカズカと大股で歩き出すテギョン。

「あのぉ…道が違いますよ」

ミナムに指摘され、ギロッとミナムを睨むと、テギョンは、「…間違ってない」と言いながらも、方向転換します。ますます口を尖らせ、不機嫌になっていくテギョン。
ミナムは、テギョンとの距離をあけながら、トボトボ歩いています。

寄宿舎に着くと、ふたりは黙ったまま、自室へと入っていきました。

「なんで、オレがアイツの面倒を見なきゃいけないんだ…?別に、アイツが女だってバレても、オレには関係ないじゃないか…今度、アイツが何か問題起こしても、無視すればいいんだ。あんな事故多発地帯のようなヤツに近寄る必要なんかないんだから…」

テギョンは、ブツブツ呟きながら、風呂の仕度をすると、浴室に向かいます。


ミナムは、自室に戻ると、大きなため息をつくと、バタッと、ベッドに倒れ込みました。

「はぁ…ココに残れるのは良かったけど、やっぱり、大変だわ…これから、もっと、ちゃんと、気をつけていかないと…テギョンさんにも、迷惑かけちゃったし…あぁ…お腹…空いた…身体も…痛い…お風呂に…入らないと…でも…眠いよ…」

ミナムは、そのまま、眠気に誘われるように、深い眠りについてしまいました。


★☆★☆

やっぱり方向オンチのテギョンさん(笑)

…てか、いつになったら、このふたりは、恋に発展するんだろか…?
そして、話が思うように進んでいない気が…あぁ…(゜□゜;)。

ホントに、すみません。
頑張りますので。

毎度、ペタありがとうございます。感謝、感謝です。
出来れば、6月中には終わらせるよう、努力しますので、もう少し、お付き合いくださいませ。