『happiness』

「キミのぬくもり」


ミニョと結婚して2年目。
「変わったこと」は、ふたりの間に、子どもが生まれて、家族が増えたこと

子どもは、世界で二番目に愛してる。

ユエ、お前も、オレがお前のママに出会ったように、いつか、きっと、めぐり会う、大切な誰かに…。

そのとき、きっとオレの気持ちがわかるはずさ…。


ユエを寝かしつけたミニョが、寝室に入ってくる。

オレは、ベッドのヘッドボードに寄りかかりながら、本を読んでいる。

「寝たか?」

本から顔を離すと、ミニョが頷いた。

ミニョが、ベッドサイドに腰かける。

本を閉じ、ミニョの腰を引き寄せた。

「キャッ!!」

小さな悲鳴をあげるミニョを、自分の膝の上に座らした。

すぐに、恥ずかしそうに、頬を赤く染めている。

妻になっても、母親になっても、変わらない、その仕草。

"可愛くて""可笑しくて"つい笑ってしまう。

ミニョが、不満そうに口をすぼめてる。

そのすぼめた唇に、軽く口づけをする。

「ミニョ、愛してる」

ミニョの耳元でささやく。
もう一度、口づけをして、ミニョを抱き締める。

柔らかい肌と温かいぬくもりを、全身で感じる。

このオレに愛を教えてくれた、温かい"ぬくもり"…

その温かい"ぬくもり"に、癒されていくのを感じる

この"ぬくもり"を、いつまでも感じていたいから…



キミを守るため、そのために生まれてきたんだ

呆れるほどに、そうさ、そばにいてあげる

眠った横顔

震える、この胸

lion heart


★☆★★

SMAP「らいおんハート」

一度でいいから、書きたかったんですよね。

結婚記念日…関係ないじゃん…突っ込まないでくださいね。( ノД`)…