『happiness』
「クリスマスの願い事」
「やっぱり、テギョンに似てきたな…」
顔立ちがしっかりしてきたユエを見ながら、シヌがつぶやいた。
「確かに…チビテギョンだな…これで、性格まで似てきたら…」
<<ミナムの妄想>>
"おい、ミナムぅ!!"
3歳のユエが、すでに、生意気で、ミナムを呼び捨てで呼んでいて、しかも、テギョンと同じ仕草で、口を尖らかしていた…。
「…恐るべし!!わが甥っ子。父親テギョンを完コピ…」
ミナムが、ブルッと身体を震わすと、首を振った。
「髪型まで、似なくていいのに…」
ジェルミが、ユエの前髪を撫で付けている。
ユエの柔らかい黒髪は、寝癖によって、逆立っていた。
「でも、目はクリッとしてるからミニョだよねぇ」
つぶらな瞳が、不思議そうに大人たちを見ている。
ユエは、4ヵ月を迎えた。
今日はクリスマスイブのイブ。
売れっ子A.N.JELLは、クリスマスイブとクリスマスは、もちろん、お仕事。
今日は、早いけど、テギョン宅で、クリスマスパーティ。
リビングには、大きなクリスマスツリーが飾られて、キラキラ輝くイルミネーション。
A.N.JELLサンタから、ユエへのクリスマスプレゼント。
朝から、せっせとジェルミとミナムが飾り付けて、ようやく完成。
ミニョがキッチンで、クリスマスのご馳走を作っている。
「ふんぎゃー!!!」
突然、ぐずりだすユエ
「あれぇ、どうした?ユエ」
ジェルミが、慌てて、ユエを抱っこするけど、泣き止まない、それどころか、ひどくなる。
「ヒョーン!!助けて!!」
テギョンが、抱っこすると、ユエが甘えるように、胸に顔を寄せる。
「どうした?ユエ」
優しい低音ボイスが、ユエを落ち着かす。
トントン背中を、リズム良く優しく叩いてる。
「ヒョンが、パパの顔してる…」
自分達には、いつも、眼光鋭くしながら、キーッと怒ってるテギョンが、優しい目で、ユエを見ている。
テギョンは、ユエをあやしながら、リビングを出て行く。
「鬼の目にも…違うか…」
ミナムが、ボソッとつぶやく。
「"目に入れても痛くない"かな。かわいいんだろうな、自分の子どもが…」
シヌが、ソファーで寛ぎながら、お茶を一口飲む。
「いいなぁ…オレも、かわいいベイビーが欲しい!!」
ジェルミが羨ましそうに、惚けている。
「ジェルミ…その前に、お前は、彼女だな…」
ミナムが、ジェルミに忠告すると、途端に、ガックリと項垂れるジェルミ。
「シヌヒョンも、彼女、作ればいいのに…」
ミナムが、シヌの方を見る。
「オレは、本気になれば、すぐに出来るはずさ。でも、今は、ひとりの時間を大切にしたいんだよ。」
クールにそう言いながら、また、お茶を口にする。
A.N.JELLがクリスマスイブに出演したラジオ番組。
パーソナリティの質問
「もし、サンタクロースに欲しいものをお願いするなら?」
テギョン「家族と過ごせる時間」
シヌ「新しいギターかな?」
ミナム「腹いっぱいになるウマイ食い物!!!」
ジェルミ「ロマンチックなクリスマスイブでも仕事の僕に、カワイイ彼女を!!!」
と大声で叫んでました、とさ。
☆★☆★
韓国に、同じ"ことわざ"が存在するか、わかりませんが…(笑)
テギョンは、意外と、ちゃんとしたパパになってる気がするんですよね…。
ユエが生まれたから、性格が一転して、丸くなるわけでもなく、性格はそのまんま。だけど、妻(ミニョ)と子ども(ユエ)には、"極アマ"なんです。
相も変わらずのツンデレ・テギョンパパ、よろしくお願いします。
「クリスマスの願い事」
「やっぱり、テギョンに似てきたな…」
顔立ちがしっかりしてきたユエを見ながら、シヌがつぶやいた。
「確かに…チビテギョンだな…これで、性格まで似てきたら…」
<<ミナムの妄想>>
"おい、ミナムぅ!!"
3歳のユエが、すでに、生意気で、ミナムを呼び捨てで呼んでいて、しかも、テギョンと同じ仕草で、口を尖らかしていた…。
「…恐るべし!!わが甥っ子。父親テギョンを完コピ…」
ミナムが、ブルッと身体を震わすと、首を振った。
「髪型まで、似なくていいのに…」
ジェルミが、ユエの前髪を撫で付けている。
ユエの柔らかい黒髪は、寝癖によって、逆立っていた。
「でも、目はクリッとしてるからミニョだよねぇ」
つぶらな瞳が、不思議そうに大人たちを見ている。
ユエは、4ヵ月を迎えた。
今日はクリスマスイブのイブ。
売れっ子A.N.JELLは、クリスマスイブとクリスマスは、もちろん、お仕事。
今日は、早いけど、テギョン宅で、クリスマスパーティ。
リビングには、大きなクリスマスツリーが飾られて、キラキラ輝くイルミネーション。
A.N.JELLサンタから、ユエへのクリスマスプレゼント。
朝から、せっせとジェルミとミナムが飾り付けて、ようやく完成。
ミニョがキッチンで、クリスマスのご馳走を作っている。
「ふんぎゃー!!!」
突然、ぐずりだすユエ
「あれぇ、どうした?ユエ」
ジェルミが、慌てて、ユエを抱っこするけど、泣き止まない、それどころか、ひどくなる。
「ヒョーン!!助けて!!」
テギョンが、抱っこすると、ユエが甘えるように、胸に顔を寄せる。
「どうした?ユエ」
優しい低音ボイスが、ユエを落ち着かす。
トントン背中を、リズム良く優しく叩いてる。
「ヒョンが、パパの顔してる…」
自分達には、いつも、眼光鋭くしながら、キーッと怒ってるテギョンが、優しい目で、ユエを見ている。
テギョンは、ユエをあやしながら、リビングを出て行く。
「鬼の目にも…違うか…」
ミナムが、ボソッとつぶやく。
「"目に入れても痛くない"かな。かわいいんだろうな、自分の子どもが…」
シヌが、ソファーで寛ぎながら、お茶を一口飲む。
「いいなぁ…オレも、かわいいベイビーが欲しい!!」
ジェルミが羨ましそうに、惚けている。
「ジェルミ…その前に、お前は、彼女だな…」
ミナムが、ジェルミに忠告すると、途端に、ガックリと項垂れるジェルミ。
「シヌヒョンも、彼女、作ればいいのに…」
ミナムが、シヌの方を見る。
「オレは、本気になれば、すぐに出来るはずさ。でも、今は、ひとりの時間を大切にしたいんだよ。」
クールにそう言いながら、また、お茶を口にする。
A.N.JELLがクリスマスイブに出演したラジオ番組。
パーソナリティの質問
「もし、サンタクロースに欲しいものをお願いするなら?」
テギョン「家族と過ごせる時間」
シヌ「新しいギターかな?」
ミナム「腹いっぱいになるウマイ食い物!!!」
ジェルミ「ロマンチックなクリスマスイブでも仕事の僕に、カワイイ彼女を!!!」
と大声で叫んでました、とさ。
☆★☆★
韓国に、同じ"ことわざ"が存在するか、わかりませんが…(笑)
テギョンは、意外と、ちゃんとしたパパになってる気がするんですよね…。
ユエが生まれたから、性格が一転して、丸くなるわけでもなく、性格はそのまんま。だけど、妻(ミニョ)と子ども(ユエ)には、"極アマ"なんです。
相も変わらずのツンデレ・テギョンパパ、よろしくお願いします。