短編

「Eyes On Me」



最初は、怖かったんですよ…。

威圧感たっぷりに、ギロって睨まれて…

最初は、アナタに睨まれてばかり…怖くて、怯えてたんです。


でも、ワタシは、アナタに恋をしました。それは、叶うことも、許されることのない想い…。


アナタの笑顔を見ても、物陰で泣いてる姿を見ても、睨まれても…、どうしてだか、胸のチリチリがなくなることは、なかったんです…。

辛くて、苦しくて、諦めようと、アナタを見ないと決めたとき、アナタが言いました。


「見なくちゃ、ダメだ!!お前の勝手にさせない、ずっと見てろ!!今までのように、ずっと、オレだけを見てろ!!」


でも、アナタを見ているコトが辛くなってしまいました。


でも、アナタを見てます。

ずっと、見てます。

あの、ステージの上で、お星さまのように、キラキラ輝くアナタを…


もう、そばにいれませんが、遠くで、いつも、いつも見ています。


☆★☆★


オレは、今、ステージの上…。

お前だけのために、今、歌ってる。

オレの元に、戻ってこい…。

オレのそばにいろ…。

オレだけを見てろ…。

ありったけの想いと、願いをこめて…

暗くて、よく見えない…。

でも、諦められない…。


歌い終わって、お前だけに呼びかける。

「頼むから……姿を見せてくれ!!オレが見えるところに来い!!」


「オレがお前を見るのを…許可してくれ!!」


やっと、お前を見つけた。

見失わないように、お前だけを見ている。


今、目の前に、お前がいる。

やっと、見つけた…。

もう、絶対に見失わないから…

お前だけに、愛を囁く。

「サランヘヨ」



…いつも、お前だけを(アナタだけを)見てるから



★☆★☆

何故だか、微睡んでるときに、ハナシが思い浮かんでしまうのです…(´Д`)


あぁ、もう、こんな時間だ。(゜□゜;

おやすみなさいませ