短編

イケメン版「雪の女王」

*1*



ある村に、双子のミナムとミニョの兄妹がいました。

ふたりは、とても仲良しで、何をするのも一緒です。

ある雪の朝の日。


「お兄ちゃん、お散歩行こうよ!!」


ミニョが、まだ眠っているミナムを起こします。


「寒いよ…ミニョ…。ひとりで…行って…いいよ…あんまり、遠くに…Zzz……」

仕方がなく、ミニョが、ひとり朝の散歩をしていると、道端に落ちていた、鏡の欠片を拾います。


「これは、なんだろ…?キラキラ光ってるわ」


しかし、それは、悪魔が作った鏡の欠片でした。
その鏡の欠片が、ミニョの眼と心臓に突き刺さります。
ミニョは、その場に、倒れてしまいます。


どこからか強い風と雪けむりとともに、雪の魔王が現れます。


「これは、なんと、かわいい娘だ。さぁ、私と一緒に来るんだ」


倒れているミニョを抱きかかえると、その場からミニョとともに、雪と一緒に消えてしまいました。


それから、ミナムが起きると、一向に帰ってこないミニョを探しにいきます。


「ミニョーー!!!!!」


探しても、見つからないミニョ。

そのうち吹雪が吹き荒れ、探すことが出来なくなります。


「ミニョ…無事でいてくれよ…必ず、見つけてやるからな…」


ミナムは、雪解けを待ち、春になってから、ミニョを探しに、旅に出ていきます。


時に、ぷるぷるモンスターと闘い、毒にやられ、命からがら街を見つけ、宿に泊まり、教会で祈りを捧げ、また、モンスターと闘い、武器を強くしながら、旅を続けていきます。

勇者:ミナム(Lv20)
HP:250
MP:40



★☆★☆

ぷるぷるモンスター、毒、街、教会、宿、武器…

あるゲームが元になってます(笑)

実は、ワタシ、かなりのゲーマー☆

今回は、そのゲームと勝手にコラボってしまおうという魂胆(´m`)

どうぞ、最後まで、お付きあいくださいませ(笑)